理美容甲子園 175名が頂点目指して技を競う
第15回全国理容美容学生技術大会/日本理容美容教育センター

日本理容美容教育センター(谷本穎昭 理事長)主催の第15回全国理容美容学生技術大会が、10月31日、大阪市のAsueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催された。通称“理美容甲子園”として今や各養成施設にとって重要イベントの一つになっているという同大会。今年度は7月11日の信越北陸地区大会および大阪地区大会を皮切りに、9月19日の北海道地区大会まで全国11地区で地区大会が行われ、それぞれの校内予選を勝ち抜いた約2000人を超える選手が熱戦を繰り広げてきた。この日は11地区から選ばれた総勢175名が一堂に会し、理容・美容各3種目、まつ毛エクステンション、ネイルアートの計8種目で頂点を目指して技を競った。

競技に先立って午前9時からメインアリーナで行われた開会式では、山形正喜大会副委員長の開会宣言に続いて主催者代表の谷本頴昭大会委員長が「観客を入れて開催することが出来て感無量だ。これまで一生懸命練習してきた成果を今日の大会で存分に発揮して下さい。この大会に出場したことが今後の大きな飛躍につながることを期待しています」と挨拶した。

このあと来賓の諏訪克之・厚生労働省健康生活衛生局生活衛生課長(武見敬三厚生労働大臣代理)、渡辺繁樹・大阪府副知事(吉村洋文大阪府知事代理)、原恒子・全美連副理事長(吉井眞人理事長代行)が祝辞を述べた。原副理事長は「我々にとって技術は武器。厳しい世界だがお客様を笑顔にすることが出来る素晴らしい職業」と述べ出場選手を励ました。選手代表の上野七夢実(福岡美容専門学校福岡校)、中島翔歌(鹿児島県理容美容専門学校)さんによる宣誓で競技に移った。サブアリーナではヘアデザイン画部門の作品が展示された。

(審査委員長総評)

  • 理容部門(坂口拓也氏)

ミディアムカットはフロントのデザインにもう少しソフト感が欲しかった。ワインディングは左右のバランスや配列に気をつければ更に素晴らしくなる。クラシカルバックバリエーションセットはカラーリングは良かったが、フロント部分にこだわりすぎてクラシカル本来の特徴である繋がりが悪い作品が多く見られた。

  • 美容部門(内山勇一郎氏)

カットはどの作品も頭の丸みがきれいだった。アップスタイルは面取りがどれも完璧で、とくにウェーブの入ったスタイルがきれいだった。ワインディングで重要なブロッキングが今回はとてもきれいだった。

  • 美容部門・まつ毛エクステンション(鈴木啓子氏)

全体的なバランスやテープの装着をいかに正確に(均一な長さに揃える)行うかが重要。

  • ネイルアート部門(荻原奈々氏)

過去の入賞作品や自分の過去の作品のモチーフを意識するあまり、オリジナリティや独創性にやや欠けた作品も見られた。

理容部門・ワインディング

▼金賞=井出凛夏(大阪中央理容美容専門学校)▼銀賞=金田小梅(高津理容美容専門学校)▼銅賞=吉田旭寿(福岡理容美容専門学校)▼優秀賞=丸山早紀(仙台理容美容専門学校)、坂本心太郎(京都理容美容専修学校)、國竹杏珠(岡山県理容美容専門学校)

理容部門・ミディアムカット

▼金賞=小泉慶太郎(国際テクニカル理容美容専門学校)▼銀賞=梅村優人(伊勢理容美容専門学校)▼銅賞=能戸蒼生(北海道理容美容専門学校)▼優秀賞=小礒玲美(横浜市立横浜商業高等学校別科)、甲斐心(富山県理容美容専門学校)、鶴太陽(福岡理容美容専門学校)

理容部門・クラシカルバックバリエーションセット

▼金賞=安納脩将(伊勢理容美容専門学校)▼銀賞=石本光太郎(京都理容美容専修学校)▼銅賞=辻泰晴(中央理美容専門学校)▼優秀賞=日比勘太(北海道理容美容専門学校)、長谷川葵(新潟理容美容専門学校)、吉川昇吾(新潟理容美容専門学校)

美容部門・ワインディング

▼金賞=中西愛莉(京都理容美容専修学校)▼銀賞=笠間陽香(アイム湘南理容美容専門学校)▼銅賞=石坂日果梨(ル・トーア東亜美容専門学校)▼優秀賞=寺嶋大貴(山野美容専門学校)、伊藤由利香(静岡県東部総合美容専門学校)、岩田一輝(愛知芸術高等専修学校)、冨岡美里(ハリウッドワールド美容専門学校)

美容部門・カット

▼金賞=魚井好花(京都理容美容専修学校)▼銀賞=伊藤優里(名古屋美容専門学校)▼銅賞=須貝未悠(関西美容専門学校)▼優秀賞=山崎みのる(新潟理容美容専門学校)、影山皓之輔(フリーエース美容学校)、小野明日美(京都理容美容専修学校)、浅田遥香(福岡美容専門学校福岡校)

美容部門・アップスタイル

▼金賞=田中龍季(国際文化理容美容専門学校渋谷校)▼銀賞=佐々木萌愛(茨城理容美容専門学校)▼銅賞=松本朱花(山野美容専門学校)▼優秀賞=中尾咲音(伊勢理容美容専門学校)、谷山萌桃(京都理容美容専修学校)、小林歩実(グラムール美容専門学校)、志波宏哉(グラムール美容専門学校)

美容部門・まつ毛エクステンション

▼金賞=佐野麻菜美(グラムール美容専門学校)▼銀賞=中原彩音(京都理容美容専修学校)▼銅賞=山口望希(国際テクニカル美容専門学校)▼優秀賞=横山里乃杏(旭川理容美容専門学校)、志田優香(新潟理容美容専門学校)、守田こころ(名古屋美容専門学校)、松本玖玲亜(専門学校穴吹ビューティカレッジ)

ネイルアート部門

▼金賞=田毛杏華里(中央理美容専門学校)▼銀賞=上野七夢実(福岡美容専門学校福岡校)▼銅賞=上杉咲弥(龍馬デザイン・ビューティ専門学校)▼優秀賞=安達美結(山形美容専門学校)、山﨑みなみ(新潟理容美容専門学校)、小林咲葵(名古屋美容専門学校)仲地柊子(グラムール美容専門学校)

ヘアデザイン画部門・理容師、美容師養成施設学生の部

▼金賞=小林爽香(群馬県美容専門学校)▼銀賞=中本詩(アイム湘南理容美容専門学校)▼銅賞=安田みなほ(国際文化理容美容専門学校国分寺校)▼優秀賞=嘉津山心春(日本美容専門学校)、髙野ひより(美容専門学校アーティス・ヘアー・カレッジ、田中紀香(京都理容美容専修学校)、三谷留央(専修学校香川県美容学校)、吉田成瑠美(福岡理容美容専門学校)

ヘアデザイン画部門・中学、高校生の部

▼金賞=光浪大洋(愛知県立一宮起工科高等学校)▼銀賞=畠山詩月(都立王子総合高等学校)▼銅賞=山田真輝(石川県立工業高等学校)▼優秀賞=後藤羽菜(茨城県立取手松陽高等学校)、村岡春瑠(野田市立南部中学校)、樋下田春菜(品川エトワール女子高等学校)、吉野憩(石川県立工業高等学校)、吉原優那(宮崎日本大学高等学校芸術科)

挨拶する谷本大会委員長

理容ミディアムカットの競技

美容まつ毛エクステンションの競技

美容アップスタイルの作品

ネイルアートの競技

サブアリーナではヘアデザイン画が展示された

井出凛夏さん(理容ワインディング金賞)

小泉慶太郎さん(理容ミディアムカット金賞)

安納脩将さん(理容クラシカル金賞)

中西愛莉さん(美容ワインディング金賞)

魚井好花さん(美容カット金賞)

田中龍季さん(美容アップ金賞)

佐野麻菜美さん(美容まつ毛エクステンション金賞)

田毛杏華里さん(ネイルアート金賞)

取材:小牧 洋