タカラベルモント株式会社(吉川秀隆代表取締役社長)は、2月6日(火)、東京都渋谷区のタカラベルモント TB-SQUARE tokyo 9F TBホールにて「2024年度 タカラベルモント方針発表会」を開催した。
まず、高宮 実常務執行役員が2023年を総括し、サロン事業の売り上げ業績が対前年比105.4%の372億円を達成したこと、全社の売り上げ業績としては686億円であったことを発表。2024年度の事業方針として、「SALON PLUS DX」&「NEW SOLUTIONS」を掲げ、新たなロイヤルカスタマー型サロンづくりを目指すことを説明。顧客満足、従業員満足、経営満足を高めていく具体案や、それをサポートするアイテムやサービスに触れた。また、4月より理美容・化粧品事業の営業マンをローテーションさせ、機器と化粧品のどちらも提案できる営業スタイルに進化させていくことも説明した。
続いて、伊東正純化粧品事業部副事業部長 兼 化粧品マーケティング統括部長がマーケティング方針について、人口動態から見る市場の変化や消費者の分析に基づき、既存のロイヤルカスタマー、未来のロイヤルカスタマー、それぞれに向けた施策についてプレゼン。40~60代の既存のロイヤルカスタマーに対しては、より質の高いサロン体験の提供を促すDX、20~30代の未来のロイヤルカスタマーに対しては、継続来店を促すDXの効用を訴えた。
その後、片岡良太理美容事業部戦略企画部 統括部長が理美容事業の製品と活動施策について発表。「SALON PLUS DX」に結びつきユーザーの利便性を高めるサロン用POSシステム『SALON POS LinQ2』、セミセルフレジ『LinQ Rece』、スマートデバイスミラー『ECILA』について、「NEW SOLUTIONS」として個室・半個室でのサロンづくりを推進する自動シャンプー機器『aqua pod』、シャンプー機器『YUME SWINGⅡ』、サロン環境の基盤を強化するシャンプー機器『YUME SERIES』や汚れが付きにくいレザー『RESISTECH』などを紹介した。
再び伊東氏からは化粧品事業の新製品の計画が発表された。透明感をかなえるグレイカラー『edol qon』、ブリーチを使わず透明感表現を可能にする『edol』、カラーケアやケアストレートのメニュー提案を強化する『HITA』、シャンプー・頭皮ケアトリートメントの『ESTESSiMO』、メンズの美容意識を底上げするシャンプー『THEO standard』の各新製品や追加アイテムについて説明した。
最後に、河内良員化粧品事業部 営業統括部長が登壇し、客数よりも単価・生産性を上げていくことの重要性を訴えた。また、理美容師個々のライフの充実に目を向け、キャリア支援プロジェクトを通じてそのサポートをしていく旨も発表し発表会を締めくくった。