大正12年三口商店として創業 100年を迎えた祝宴を盛大に催す
創立100周年記念祝賀会 / 三口産業

三口産業株式会社(三口雅司代表取締役社長)は6月6日(木)、大阪市北区の帝国ホテル 大阪で取引先や関係企業など130人を集め「創立100周年記念祝賀会」を開催した。


三口雅司社長

冒頭、三口社長が登壇し、来場の招待客、また同社をこれまで支えてきた関係各社に謝辞をのべた後、スライドで同社の100年の歩みを以下のように紹介した。

現社長の祖父にあたる創業者、三口金治氏が1923年に大阪の現・天王寺区玉造で金属箔などの製造販売のため三口商店を創業。第二次大戦後、電髪(電気パーマ)が復活した際に電髪に使用される銀紙(アルミ箔)の加工販売を始めたことが美容業界参入の端緒となった。
1955年、美容サロン向け頭髪化粧品を製造販売する三口産業株式会社として新たなスタートを切った。以来、コールドパーマ液、エアゾール製品を柱に順調に社業を拡大し、取引先の組織化も固めていくうちに、セットスプレー「エメラルド」が大ヒットし美容業界で確固たる地位を築いた。1977年には現社長の父にあたる、三口俊夫氏が2代目社長に就任。国内ではサンスター歯磨株式会社、海外では台湾泉泰化学工業有限公司との提携も実現する一方、東京営業所自社ビル化、大阪営業所を開設するなど社内組織も整備。1980年代にはヘアカラー剤にも進出。1997年にはスキャルプ&ヘアケアのブランド「ハーブマジック」の販売をスタート。2002年に現社長三口雅司氏が社長に就任した。その後本社ビルの増改築、交野工場の拡充、代理店や仕入先の組織の見直し、東京営業所の移転などを進め、2020年には新ブランド「ミアンビューティー」を始動。永年愛された「フォードヘア」ブランドは従来製品に残すこととなった。

三口社長は、愛情と感慨を込めた100年の歩みの紹介を「今後とも一層のご支援、ご協力賜りたいと」と締めくくった。

続いて、来賓を代表して、株式会社アクティムから溝端日出男代表取締役会長、大阪佐々木化学株式会社から、松本孝取締役会長が挨拶をした。
そして、株式会社三菱UFJ銀行上本町支店長の福田大介氏の乾杯の発声で開宴した。


溝端日出男会長(株式会社アクティム)


松本孝会長(大阪佐々木化学株式会社)

参列者から祝福の声があふれる宴では、盛一明子氏によるフルート演奏(ピアノ伴奏・川島なつみ氏)や、倉田秋選手(ガンバ大阪)、有藤文香氏(株式会社Xiang代表)によるビデオメッセージが披露された。


盛一明子氏によるフルート演奏

そして特別パフォーマンスとしてお笑い芸人のAMEMIYA氏によるステージ。同氏の持ちネタである「冷やし中華はじめました」のメロディーに乗せ、三口産業の社史を歌いあげると、大きな笑いと万雷の拍手が沸き起こった。

AMEMIYA氏の特別パフォーマンス

閉会の挨拶は現社長の子息で現在、同社管理本部に所属している三口浩司氏。「今後、50 年後 、100 年後、永続的に会社を発展させていきたい。その 100 年を皆さんと一緒に作っていけると幸いだ。今後とも変わらぬご支援賜りますようお願い申し上げる」と締めくくり、盛大な祝賀の宴はお開きとなった。


三口浩司氏