若者を対象にした「UNDERSTAND」 若年層の理容イメージアップを意識
Hair Creation-2025 発表会/全理連中央講師会

全理連中央講師会(木下裕章幹事長)は7月3日午前10時から、都内新宿区のアリミノホールでHair Creation-2025「UNDERSTAND」の発表会を開催した。UNDERSTAND(英語で「理解する」「把握する」等の意味で、若い世代の文化や多様性を理解し、共感・共有しようという意味が込められている)は、ファッションや音楽への関心が高い高校生や大学生、専門学生など若年層がメインターゲット。「理容店もグローバルな感覚を持つ若者たちにユースカルチャーを提案することで、若年層の理容に対するイメージアップをはかりながら同時に理容師増加も狙いたい」との想いでつくられたという。発表会には中央講師、特別講師のほか全国の理容組合の教育部長など約170名が参加した。

発表会でははじめに山口貴志副幹事長が「中央講師会も本年度から新体制となり初の研修会を迎えることが出来た。様々な新しい教育事業への取り組みもすでに始まっているが、そんな状況に相応しい新しいヘアスタイルが完成した」と開会の辞を述べたのに続いて、新たに全理連教育委員長に就任した船津博司氏が「我々の業界の根幹をなすのは教育。その一環としてこのヘアクリエーションの発表もあるが、これが全国に広まるかどうかは講師の皆さんの活動にかかっている。組合員の営業に結びつくようにこのUNDERSTANDを伝えて下さい。業界の課題はいろいろあるが、講師会や各県教育部長の皆さんと協力して理容業界を盛り上げていきたい」と挨拶した。

今期のヘアクリエーション製作に携わったという前教育委員長の山本賢司氏も「今までと同じことの繰り返しでは理容業界の発展は望めないとの想いで、毎回製作に取り組んできた」と語った。木下幹事長も参加者に「若者を取り込もうとデザインしたUNDERSTANDに期待して」とアピールした。

発表会のステージ1では設定委員の松下香苗(神奈川県)、松原智哉(兵庫県)、坂元久文(福岡県)の3氏が春~夏バージョンを、またステージ2では同じく設定委員の鷲尾勉(新潟県)、丸山一樹(東京都)、野寄交右(静岡県)の3氏が秋~冬バージョンをそれぞれ木下幹事長の解説も交えながら紹介した。

UNDERSTANDのスタイル的な特徴は春~夏、秋~冬とも共通で①ロック&ユースカルチャーをテーマにした若い世代に好まれるデザイン、②スクパー(スクリューパーマ)を取り入れた新しいパーマスタイル、③日本人の黒髪を活かすヘアカラー、④男性・女性とも春夏・秋冬の2つのヘアデザインがある。発表会終了後の午後からは、会場を全理連ビルと中央理美容専門学校に移して中央講師たちの実技研修会も行われた。

挨拶する木下裕章幹事長

全理連の船津博司教育委員長(右)と山本賢司前教育委員長

多くの中央講師、各県の教育部長らが参加した

UNDERSTAND 春~夏バージョン

UNDERSTAND 秋~冬バージョン

フィナーレ

取材:小牧 洋