圧巻のステージ、ハイクオリティなヘアで観客を魅了!
BEAUTY CREATORS CONNECT 2024/資生堂プロフェッショナル

資生堂プロフェッショナル(ロラン・マルタン日本事業代表)は、9月10日に東京・国立代々木競技場 第二体育館にて、「BEAUTY CREATORS CONNECT 2024」を開催した。

「BEAUTY CONGRESS(ビューティコングレス)」の名称で行われていた同大会だが、11回目の開催となる今回は名称も新たに、数年ぶりとなるオフラインで開催。同大会は、アジア9カ国・地域*¹のサロンを中心に業界関係者などを一同に集め、美容の未来を創造するクリエイションイベントだ。

今回のコンセプトは、“内なる美を呼び覚ませ Awaken Beauty From Within‶。

日本、中国のオリジナリティー溢れるヘアショーや、日本、韓国によるテクニカルセミナー、ソウルのトレンドサロンの中で別格の存在感を放つ「CHAHONG」のオーナーであるチャ・ホン氏によるビジネスセミナーなど、様々なコンテンツを展開した。

さらにアジア6カ国・地域*²開催のヘアフォトコンテスト「BEAUTY INNOVATOR AWARD 2023-24」の、各国のグランプリ受賞者からアジアチャンピオンが決定した。

※1 9カ国・地域:中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、シンガポール、台湾、タイ
※2 6カ国・地域:中国、香港、日本、韓国、台湾、タイ

EVENT PROGRAM

【TECHNICAL DEMONSTRATIONS】

■COLOR CATEGORY

照屋寛倖氏(in chelsea)

クリエイター7人(中国・香港・韓国・マレーシア・シンガポール・台湾・タイ)によるパフォーマンス

■PERM CATEGORY

A BB LABO/ A by BOM(韓国)のパーマ解説とスタイリングデモ

【BUSINESS SEMINAR】

韓国 ソウルのトレンドサロンの中でも圧倒的な存在感を放つ「CHAHONG」のチャ・ホン氏のビジネスセミナー

【BEAUTY INNOVATOR AWARD 2023-24】

アジアチャンピオンチャンピオン発表&授賞式

■ART CREATION CATEGORY

Sean Chiu / Leighton HAIRONE(HONG KONG)

■REAL CREATION CATEGORY

Michimasa Kouno / Oluga hair&make(JAPAN)

■日本審査員 ※敬称略 順不同

Takashi Kojo(DADA CuBiC)、Takahisa Okamura(MINX)、Tsubasa Kamitani(SCREEN)、Tadashi、Harada(SHISEIDO)、Yoshiko Jinguji(SHISEIDO)、Hirofumi Kera(SHISEIDO)、Ikuko Shindo(SHISEID)、Rie Iseki(THE REMMY)

【HAIR SHOWS】

プログラムの後半は4チームによるヘアショーが展開された。

トップバッターは沢井卓也氏率いる『JURK』。30人のモデルがステージ上をウォーキングする中、沢井氏がモデルカットを披露し、観客を魅了。

続く『AKOZO』は中国から参加のサロン。ゴシックでキッチュな独特の世界観をヘア&メイクで表現し、注目を浴びた。

3番目に登場した『テンサイズ』は、『LECO』の内田聡一郎氏と『QUQU』の浦 さやか氏のユニット。終始、鮮やかな色彩の中で展開されたユニークな構成のカットステージは、会場を大いに沸かせた。

トリを飾ったのは『資生堂』の原田 忠氏。武士を彷彿させるいで立ちで登場した原田氏は、ドレスをまとったモデルに、髷や結髪といった日本髪の技術を駆使しつつ、独創的かつ現代的なデザインをつくり上げ喝采を浴びた。


なお『月刊SHINBIYO』編集部では、 ヘアショーの終了後に原田氏に今回のステージのコンセプトなどをインタビューさせていただいた。

 資生堂/原田 忠氏インタビュー

ーーー 今回のヘアショーのコンセプトについてお聞かせください。どのようなことにインスパイアされたのでしょう?

原田 江戸時代、鎖国時代(1639~1854年)の日本って、実はクリエイティブな髪型がたくさん生まれていた時代なんです。資料が現存する髪型だけでも、500パターンくらいあるらしいです。もしそのまま鎖国が続いていたら、日本髪や結髪は、今どんな進化を遂げているだろう…そんな妄想というか(笑)、興味をずっと持ち続けていて。和髪の技術を自分なりに消化し、いかに現代のクリエイションに変換できるか、ということを自分の創作テーマの一つに置いています。今回はそこが発想の原点ですね。

ーーー 和髪に関して、これまでも「和髪×パンクロック」など、既成概念を打ち破る様々な創作をされています。その中で「今回だからこそ!」と思われた点はありますか?

原田 いま一度、和髪を出発点にするなら「これまで自分がやってこなかったものにチャレンジしたい」という気持ちがありました。「自分は更新できているか?」という問いかけは、常に自分の中にあります。ヘアショーはそれが明らかになる場でもあるし、何よりも海外のお客様に、日本の伝統美の素晴らしさに気づいてもらいたい。今回のデザインや技術は、そういった思いの中でつくりあげていきました。

ーーー 「和髪」を学ぶ、習得するということは、原田さんのクリエイションにどのような影響を与えているのでしょうか?

原田 資料を探して古書を読み漁ったり、実際に日本髪の講習を受けたりしてきたのですが、おもしろい発見や学びがたくさんありましたよ。例えば鬢付け油は『セット力はあるが、和櫛が通る』状態にしておく必要があるんです。そのために髪質や髪型、気候などに合わせて、先人たちは色々な調整をしていました。また和櫛にはたくさんの種類があり、用途によってそれぞれを使い分けていきます。和髪は所作も美しいですね。たぶん真後ろからのみで施術するので、無駄な動きがないようにしているんだと思います。

ーーー そういった発見が、今回のステージに活かされた点は?

原田 実は今回のモデルに鬢漬け油を塗布したのは、ショーの前日なんです。鬢漬け油は馴染むまでに時間がかかるんですよ。1日経った状態が湿度的にも丁度良いので、申し訳ないのですが一晩、そのままでお願いしました(笑)。今回はかんざしも材料を調達して手づくりしていますね。

ーーー 今回のステージはある意味、とてもシンプルで“ド直球”なものでしたね。それだけに原田さんの和髪への深い造詣と、そこから新しいものを生み出したいという熱量がストレートに伝わってきたように思います。

原田 僕は、日本人として海外に出た時に、他国の誰もが真似できないものを持つことは大きな強みになると考えています。『和髪』の技とデザインは、日本人美容師にとって一つのアイデンティティとなるのではないでしょうか。

なお、原田氏が今回のヘアショーで創ったスタイルは、SABFAの『creative SHOWER』※でデモンストレーションが行われる。

※『creative SHOWER』は、月額会員制のオンラインサロンで、第一線で活躍するヘアメイクアップアーティストの裏側を目の前で見る機会を提供中。

原田忠さん×照井智己さんLIVEセミナー
クリエイションの最前線」

【開催日時】2024年9月24日(火)19:00~21:00(予定)
【会場】SABFA 東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 2F

応募の詳細はこちらから
https://sabfa.shiseido.co.jp/news/3325/