杉本泰子氏ご逝去
訃報/全国理容美容学校連盟理事

一般社団法人全国理容美容学校連盟理事の杉本泰子氏が、2024年8月22日(木)、入院中の病院で永眠。享年98歳だった。

8月27日(火)10時より、千葉県木更津市、総合葬祭サンセルモ玉泉院にて、お別れ会が行われた。喪主はご長男:杉本龍之氏。

美容業界関係者、ご友人、各団体の長が参列し、故人の冥福を祈った。

―杉本泰子氏は、大正15年5月19日、東京に生まれる。東京私立文化高等女学校卒業後、山野高等美容学校に進み、昭和24年同校を卒業。同年、東京銀座4丁目長谷部美容室に勤務。同店で技術を習得し、昭和25年東京都美容師免許取得。昭和27年深川仲町タツミ美容室に日本髪修業のため入店。同年11月深川木場3丁目に「スギモト美容室」を開設。昭和39年東京文化美容学校開設と同時に主任講師に就任し、後進の指導にあたる。その後、深川、練馬の美容室を経営しながら、美容学校講師として第一線で御活躍。(新美容出版株式会社刊『全国著名美容家名簿』より)―

全日本美容講師会、美容協同組合 日本ヘア・デザイン協会会員。美容研究会「若竹の会」会長も務めた。

スキー、絵画を嗜み(昭和38年「創造美術協会」新人賞)、美容業界美術クラブの常任理事でもあった。2012年10月に上野の東京都美術館で開催された近代水墨会公募展「第29回近代水墨展」に出品した作品名『こもれび』が「努力賞」を受賞。

弊社主宰『美容師さん理容師さんのための文化サロン』には、毎回ご参加下さり、20代~90代の美容師の皆さんと共に映画鑑賞をし、歓談なさった。「何事においても信用し合う事が第一」と、いつも笑顔を絶やさない誰からも好かれ、信頼される先生だった。

心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌

在りし日の杉本泰子氏