フジシン(遠藤一徳社長)は、9月4日(火)、東京・新宿にある京王プラザホテル東京のエミネンスホールで、「オータム マネジメントセミナー 2018」を開催した。
セミナー冒頭、挨拶に立った遠藤社長は、NBBAの理美容商品の市場調査結果から、「2018年上半期の製品出荷状況は、ヘアカラーとヘアケア製品がけん引することで前年比104%伸長した」ことについて触れながら、株式会社ミルボンのMS経営指数を基に、サロンの動向を「売上げ、客数微減、店販と客単価がアップの傾向」と解説。
さらに自社の取引サロンのための店販支援システムである「FORS」が本格稼働したことについても触れ、同システムによってサロンの店販の新しい可能性が広がることなどを示唆した。
挨拶の後は、レクチャーに移行。2018年度のテーマに「こだわりの価値」を掲げる同社が、こだわりの価値を持った人材を育成するための貴重な講話として、今回は2人の講師を招いた。
レクチャー1は、サッカー解説者である山本昌邦氏によるセミナー。「心をつかむ人材育成術」をテーマに、自身のワールドカップ代表コーチ時代の話を踏まえながら、①人の心を育てる力や、②これから求められるリーダーのあるべき姿などについて解説した。
続くレクチャー2では、『M.SLASH』の統括ディレクターである河原晴樹氏が、「スタッフを輝かせる環境づくり」と題した講演を行った。
河原氏は、現在、3ブランドで14店舗を経営し、300人のスタッフを抱える同グループの人材育成の方法を解説。「人のために動くと自分に返ってくる」という河原氏流の考えを基に、「人材育成は“きっかけ”がすべて」とし、スタッフのスゴさを引き出す決め手など、スタッフを主体的にさせる秘訣について説明した。