対象が変われば技術の目的も変わる
2つのセニングライブセミナーから

9月11日、10月9日にセニングをテーマにしたTOMOTOMO技術セミナーが行われました。場所は弊社地下ホール。

9月11日の講師はnanukの植木義徳さん。

今どきの質感が欲しい若いモデルさんに、セニングテクニックを披露してくれました。

今求められる質感と言えば「外国人風」。抜け感と動きの表現がポイントです。

バサバサになってしまう一歩手前で止める、ギリギリな感じ。ある程度のラフさがあった方が、それっぽく見えます。

一方、10月9日の講師はLANVERY菅野太一朗さん。オトナ世代に有効なセニングの技術を見せてくれました。

こちらはセニングといっても「いかに残すか」というのがポイントになります。

大人髪にはツヤも必須なので、ツヤをそこなわないことも重要。

軽くしたいところを見極めて削いで、あとはしっかり残す。

セニングという同じ技術でも、

対象となる人物が変われば目的が違う。

高価なハサミや高度な技術も、美容師さんの見極めが

はっきりしていないと宝の持ち腐れになる。

それが実感できた2つのセミナーでした。