表参道コレクション実行委員会(商店街振興組合原宿表参道欅会美容部会/今井英夫表参道コレクション実行委員長)は、8月28日(火)、東京・渋谷区の青山学院大学・青山学院記念館(大学体育館)を会場に「表参道コレクション ヘア・トレンド2018-2019」を開催した。『表参道コレクション』は、原宿・表参道に店舗を構える16のヘアサロンが一堂に会する、美容業界最大級のイベント。ヘア・トレンドを発信することにとどまらず、表参道の欅並木を守る活動、表参道周辺の清掃等、環境美化活動にも積極的に取り組み、美容サロンのあるべき姿を表明するイベントで、今年で19回目を迎えることとなった。
午後2時半に開場されると同時に、長蛇の列ができ、学生や外国人の来場者でにぎわっていた。オープニングは表参道コレクション実行委員長である今井英夫氏の挨拶から始まり、今年で19回目を迎えること、このコレクションに懸ける想い、2020年のオリンピックに伴い、青山学院記念館を借りての開催となったこと、後援である渋谷区・区長からの手紙を紹介しつつ、メーカー各社の協賛・特別協賛についても感謝の意を語った。
16サロンが個性をぶつけ合うヘアショーでは、まず『MINX』がグランジをテーマにしたウェーブ&セットで、女子たちの意志の強さや勢いを表現。『ACQUA』は、海の中にいるような演出で、まるで水の精をイメージしたような衣装&ヘアで観衆を魅了。『AFLOAT』は「やりたいことをやめるな!」というメッセージの元、女子チームによるメイクとスタイリングで「KAWAII」を表現。
『imaii』は、「Colored Noise(有色雑音)」をテーマに、鮮やかなヘアカラーをまとったモデルがステージを席巻。『BEAUTRIUM/CIRCUS by BEAUTRIUM』は「美は世界共通」というテーマの元、異国情緒あふれるセットスタイルを披露。『TONI&GUY』は、「FUTUREWISE」をテーマに、カット&セットのアバンギャルドなステージを展開。『ZACC』は、「ボタニカル」をテーマに、男女モデルでの世界観を表現。
『PEEK-A-BOO』は、蛍光色のカラーヘアをカットでストイックに変身させるステージを展開。『ANTI』は、幻想的な雰囲気の中、金髪モデルをヘアカットする演出で、『ZA/ZA』はメンズモデルを率いたパフォーマンスで注目を集めた。『backstage』は様々な質感をセットで表現し、『Of HAIR』は、「個性」ということの考察をプレゼンテーション。髪に人を変えるパワーがあることを伝えていた。
『kakimoto arms』は、まるで女子の部屋の中を再現したかのようなセットの中、メイクとセットでオシャレを楽しむ様子を表現。『TAYA』は、ロックミュージックに合わせたカットパフォーマンスに加え、赤い光の球を投げ合うなど、魅せるステージングを展開。『BLANCO』はウイッグを切るスタッフの横を美しいモデルが通り抜けていく演出。技術を鍛錬することの意味とその力強さを表現。
『Double』は、風になびく髪をカットする斬新な演出。赤い花をつけた大木が中央に配置されており、その枝や植物を盛ったヘアセットが行われ、赤い花びらが舞い散る中、ステージが締めくくられた。どのサロンもエキサイティングなパフォーマンスで、来場者の興奮は冷めやらぬ様子の中、閉幕となった。