美協日本ヘアデザイン協会(横田敏一理事長)は、2月18日(火)に東京・新宿区のハイアットリージェンシー東京センチュリールームにて、「NHDK2025 New Hair Mode Presentation & Tokyo Show」を開催した。
開催に際し、横田敏一理事長は挨拶の中で、コロナ前の2020年1月に行なって以来のこの会場でのステージが実現したということで感慨深い思いを語った。この日は、2部構成でのステージとなっていたが、その2部のほうで中国チームが参加する旨を発表。来場した関係者を紹介した後、今回の開催について改めて多くの方の協力に感謝を述べた。
STAGE1は「NHDK2025 New Hair Mode Presentation」となっており、創作設定プロジェクト委員長の計良宏文氏をはじめとしたメンバーによる、華やかなステージングが行われた。
今年のコンセプトは「Venom(ヴェノム)」。英語で「毒」を意味する言葉だが、ファッションやヘアメイクにもちょっとした毒っ気を感じさせることで、心地よい違和感と攻めの姿勢を表現していた。全体的にはパンキッシュなスタイルだったが、往年のパンクファッションとは違い、現代のパンクスタイルを提案。ここ数年続いていた“クワイエットラグジュアリー”から脱却した、攻めのスタイルを展開した。
ヘアデザインとしては、2つの異なるアプローチが提案された。1つは、ウェットなテクスチャーで、ヘビーウエイトのグラデーションボブ。もう一つは、表面に軽さを感じるマッシュウルフスタイル。どちらもフェイスラインをタイトに仕上げ、サイドからバックにかけて無造作な動きがあることが共通ポイントとなっていた。
STAGE2 は「NHDK2025 Tokyo Show」となっており、4つのチーム編成によるステージが繰り広げられた。全体を通してのテーマは「Beautiful Energy」。カットスタイルあり、アップスタイルありの個性的な趣向が凝らされ、会場を魅了した。
Scene-1 中国サロンステージ CUT STYLE
Scene-2 NHDKサロンスタッフステージ UP STYLE
Scene-3 会員ステージ CUT STYLE
Scene-4 会員ステージ UP STYLE
エンディングには各ステージのモデル、スタッフが壇上に集合。最後に東京ショー実行委員長の山﨑伊久江氏が登場し、盛りだくさんのステージを振り返りながら、関係者に感謝を述べた。来年はNHDK創立70周年を迎えることを語ると、会場からは大きな拍手が起こり、興奮と余韻が残る中で華やかなショーは締めくくられた。