タカラベルモント株式会社(吉川秀隆代表取締役会長兼社長)は、2月4日(火)、TB-SQUARE tokyo 9F TBホールにて「2025年度 タカラベルモント方針発表会」を開催した。
冒頭、高宮 実常務執行役員が2024年を総括し、サロン事業の売り上げ業績が対前年比102.2%の379億円、全社で655億円であったことを発表。サロンルーミング市場の拡大、ヘッドスパ・ケア需要が堅調でること、リニューアルし追加製品が発売されたくせ毛対応ブランドの「HITA」やカラー剤ブランド「edol qon」などが伸長を後押ししていると報告した。
続いて、2025年のサロン事業活動テーマを「Growing Engagement-SALON PLUS DXで加速させるロイヤルカスタマー型サロンづくり-」とし、“DX”をプラスすることで顧客満足・従業員満足・経営満足の3つを高めていく方針を説明。DX実践サロンの事例として、神奈川県にある『urupool』代表の梶 洋史氏が、スマートデバイスミラー「ECILA」導入により次回予約率や店販売り上げがアップした実績について講演を行った。「ECILA」を活用したデータの可視化や、顧客の悩み解決に結びつく提案確度のアップにより、導入前と比べて次回予約率が約3倍、ケアメニューの売り上げは25%増、店販売り上げは16%増という成果を紹介した。
次に片岡良太理美容事業部 戦略企画部統括部長から理美容事業の活動施策として、ヘッドスパを主軸にした環境やメニューづくりの計画や、自動シャンプー「アクアポッド」などを紹介。石田雅彦化粧品事業部 化粧品戦略企画統括部長は化粧品事業部の活動施策として、2月に発売された「edol」の「ディープクリアカラー」の他、髪質改善やヘアケアメニューに関する製品を紹介した。
最後に、伊東正純化粧品事業部 副事業部長が、生命保険会社のライフプランナーと提携した理美容師のキャリア支援プロジェクト、長く美容師を続けるためのリスキリングの教育支援、キャリアステップ構築のスキームづくりについてプレゼンし締めくくった。