全理連中央講師会(船津博司会長、木下裕章幹事長)は7月2日、都内新宿区のアリミノホールで令和7年度Hair Creation 2026「Eance(エアンス)」の発表会を開催した。エアンスのネーミングは、同スタイルのコンセプトであるEffortless Elegance(気取らない上品さ)の頭文字「E」と「Nuance(表現)」を組み合わせた造語で、ヘアスタイルからファッションまで、気取らずに上品なオシャレを楽しむという意味。メンズはピンパーマで柔らかい動きとドレスダウンした雰囲気を演出しており、レディスは往年のファッションモデル「ツイッギー」を思わせるベリーショートで高齢層にも似合うという。
発表会には全国の講師会会員のほか名誉講師や各県の教育部長らが参加し、午前10時から行われたオープニングセレモニーでは山口貴志副幹事長の開会の辞に続いて船津博司会長(全理連教育委員長)が「各設定委員にはオリジナル性の高いデザイン提案をお願いし、それを集約するかたちで今期のヘアクリエイションが完成した。カットだけでなくカラーやパーマ等の技術を加味することで、全理連が現在推進している“儲かる業づくり”にも貢献できるスタイルになったと思う。ステージをしっかりと見てスタイルの魅力や技術のポイントを全国の組合員に伝えて欲しい」と挨拶した。
発表ステージでは小伏脇奈都子(石川県)、田中泰平(兵庫県)、辻佑輔(山形県)、井髙英聖(岡山県)、坂口拓也(鹿児島県)の各設定委員がメンズやレディスのエアンスを披露した。このあと木下幹事長がエアンスのコンセプトについて詳細な説明を行った。
それによると、昨年の「アンダースタンド」は若い世代に向けたスタイルだったのに対し、今期は年齢層を絞らずファッショントレンドの変化に関心が高く、自分らしいスタイルを大切にする、オシャレ感度の高い若年層からアッパー層までを対象にしているという。その上で木下幹事長はエアンスの特徴として①エフォートレスエレガンスをテーマとしたオシャレ層に好まれるヘアデザイン、②セイムレイヤーをベースにドレスダウンしたテイストをヘアデザイン、③メンズはピンパーマで柔らかい動きとドレスダウンした動きを演出、④ヘアカラーは、レディスはトレンドを取り入れたハイトーンカラー。メンズは日本人の黒髪を活かすハイライトで立体感と軽さをプラス、等を挙げた。
いっぽう、正午からは会場を近くの中央理美容専門学校に移してエアンスの実習が行われた。実習に先立って挨拶した同校の山本賢司校長は「この4月に河合靖臣前校長から引き継いだ。これまでに2回(6年間)全理連の教育委員長を務め、この間講師会の皆さんには多岐にわたってお世話になったがお礼を言う機会が無かった。中央校は今回、理事長(早川幹夫・新潟県理容組合理事長)も事務長(本田千春・前全理連事務局長)も代わり一新した感じだ。全理連立の養成機関として優秀な後輩を育て業界に送り出していきたいので一層の協力をお願いしたい」と謝辞を述べた。実習に参加した60名の講師たちは、このあと午後4時までウィッグを使ってエアンスのカット、パーマ、カラーの各技術を確認した。

Eance メンズスタイル

Eance レディススタイル

船津博司会長

木下裕章幹事長

今期の設定委員(前列右は稲葉孝博教育副委員長)と各作品

実習のようす
