東京都美容生活衛生同業組合(通称:BA東京、金内光信理事長)は10月24日午後6時半から、都内代々木の美容会館9階TBホールで第7回理事会を開催、付議事項の選挙管理委員会委員の選任の件を含む全議案を承認可決した。
議事に先立って挨拶した金内理事長は、美容業界にとって長年の課題でもある人材不足や早期育成に要するサロンの負担問題等について「働き方の多様化が進み、美容学校を卒業してもサロンに就職せず美容関連のメーカーや化粧品販売店を選ぶ人もいて人材獲得は一層厳しくなっているようだ。また、ようやく獲得できたとしても費用と時間をかけての育成はサロンにとって大きな負担になっている」としたうえで、BA東京が現在行っている新卒スタッフの早期育成プランを紹介した。この育成プランは、新卒スタッフを約半年間で顧客をカットできるまでに育てることを目指しており、養成機関での費用(およそ50万円)も助成金で賄われるという。金内理事長は同制度を利用した組合員店のケースも紹介しながら「オーナーはもちろん、早く稼げるようになるスタッフにとっても大きなメリットになるはず。雇用保険に加入していれば助成の対象になるので活用して欲しい」と述べた。
金内理事長の議長で議事に入り、組合加入促進特別キャンペーンの実施状況や組合加入体験キャンペーン、生活衛生同業組合活動推進月間、組合加入促進に係る保健所への協力要請、総合福祉共済制度加入促進状況等について事務局から報告があった。これを受けて補足説明を行った金内理事長は「これらは全て組織拡大のための事業であり、11月はその強化月間となっている」と組織拡大の重要性を強調した。そして「皆さんがサロン営業のかたわら加入促進のために動くのではなく、各地区の保健所にもっと協力要請をしてほしい」と訴えた。理事長の説明によると、組合活動への協力を要請する通知は以前から厚生労働省より各都道府県や特別区の衛生主管部長(保健所長)宛てに出ているという。金内理事長は「新規開業者が組合に加入するためのサポートを保健所に依頼し、同時に新規開業者や非組合員を支部開催の衛生講習会に誘って欲しい」と述べ、組織の拡大には行政との連会が欠かせないことを訴えた。
事務局からは第67回ガラ・ド・ラ・コワフュールについても報告があった。それによると、開催時期は令和8年6月下旬~7月上旬の火曜日を、また会場は前回と同じ「墨田区総合体育館(ひがしんアリーナ)」を予定しているという。これに関連して理事長からは、各支部の負担金を軽減するための広告獲得が要請された。前回大会では広告獲得によって約3分の1の支部が負担金無しだったという。
最後に金内理事長から全日本美容技術選手権大会(主催=全美連)の東京開催に関する見通しについて言及があった。各県持ち回りで毎年開催されている同大会が東京で行われたのは今から十数年以上も前とあって、全美連からの開催打診はこれまでに何回もあったという。会場費が高くて採算が合わないことを理由にこれまで断り続けてきたが「いつまでも断り続けることが困難な状況になってきた(金内理事長)」という。今後の見通しなどについて金内理事長は「まだ全くの白紙状態」としながら「再来年の開催担当県までは決まっているので、東京が受けるとすれば3年後になろう。その辺に照準を合わせて方向付けをしていく必要がある」と考えを語った。
付議事項の1号議案「 役員・総代等選挙管理委員会の委員選任について」では、各ブロックに依頼していた委員の推薦に関して届出のあった澁谷きく子(中央)、栗田英樹(城北)、川田温子(城南)、石井亨(城西)、中村睦(城東)、菊地光徳(多摩)氏の選任が承認可決された。

金内光信理事長

理事の皆さん
