AI時代だからこそ際立つ『対面』の価値。美容ディーラーが果たすべき『生活文化産業』の土台作り
年頭所感/全国美容用品商業協同組合連合会

全国美容用品商業協同組合連合会は、は会員向けFAX通信とホームページに年頭所感を発表した。
「2026年 年頭所感」
全国美容用品商業協同組合連合会 理事長 橋本 健治

新年あけましておめでとうございます。

年頭にあたり、全国美容用品商業協同組合連合会を代表し、組合員の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。平素より当連合会の活動に対し、格別のご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

昨年は、「第10回アジアビューティEXPO大阪」を大阪・関西万博の連携イベントとして開催し、多くの皆様のご協力のもと、盛況のうちに閉幕することができました。組合員各位をはじめ、メーカー・賛助会員の皆様、業界関係者の皆様に、改めて深く感謝申し上げます。本イベントを通じ、国内外に向けて日本の美容産業の価値と可能性を発信できたことは、業界にとって大きな成果であったと考えております。

一方で、サロンを取り巻く環境は、人口減少や人材不足、原材料・物流費の高騰、顧客行動の変化、流通チャネルの多様化など、かつてないスピードで変化しています。こうした中、私たち美容ディーラーには、単なる商品の供給にとどまらず、教育支援、経営サポート、情報提供を含めた「伴走型の支援」がこれまで以上に求められています。現場に足を運び、サロンの声を聞き、課題を共有し、ともに解決策を考える姿勢こそが、今後の流通の価値であると確信しております。

また、社会全体に目を向けますと、高市首相による新体制のもと、経済成長と国内産業の強化を掲げた政策の動きが進んでいます。株式市場においても日経平均株価が史上初の5万円台に到達するなど、明るい話題が聞かれる一方で、その実感が必ずしも地域や中小事業者に十分に行き渡っているとは言えません。

 私たち美容流通業界においても、こうしたマクロの動きを正しく捉えつつ、地域に根差した実体経済を支える視点が重要であると考えています。

美容業界は、「人に寄り添う生活文化産業」です。対面でのカウンセリングや技術、心の通ったコミュニケーションは、AIやデジタルが進展する時代においても決して代替できない価値です。美容師の皆様がお客様 一人ひとりに寄り添い、「明日へ進む力」を届けられるよう、私たちディーラーがその土台を支えることが社会的使命であると改めて感じております。

全美商連はこれまで、「健全な取引環境の構築」と「業界全体の生産性向上」を軸に活動してまいりました。今後も、業界で培ってきた知見と信頼を次世代へとつなぎ、持続可能な美容業界の未来づくりに、組合員の皆様とともに取り組んでまいります。

本年が皆様にとって希望と実りに満ちた一年となりますことを心より祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。