ヘンケルジャパン(浅岡聖二社長)は、カオリンなどの鉱物粉体を活用し、均一な染まりと使用性を両立させた繊毛用および毛髪脱色の第 1 材組成物の特許を取得した。
今回の特許取得は、ヘアカラー施術における長年の課題であった「塗布ムラ」「根元の浮き」「垂れ落ち」を大幅に改善する技術に対して認められたもの。これにより、サロンでの施術精度が向上し、染め残しや色ムラのリスクを低減するとともに、施術効率の改善にも貢献する。
また、従来のクリームベースでは難しかった粘度や混合性の最適化が実現可能となることで、施術者にとって扱いやすく、お客様に対しても均一で美しい仕上がりを提供できるようになった。
市場においては、より高品質なヘアカラー体験の提供を支える技術として、今後の製品開発やブランド価値向上に大きく寄与することが期待される。
特許の概要
本特許は、「酸化剤を含む第 2 剤組成物と混合して使用する染毛用および毛髪脱色用の第 1 剤組成物」に関するもので、カオリン、マイカ、タルクなどの鉱物粉体と特定の界面活性剤、油性成分を最適なバランスで組み合わせることで、従来のヘアカラーで課題とされていた塗布ムラや根元浮き、 垂れ落ちを解決する。
実現した主要性能
■ 根元まで均一に塗布できる「密着性」
鉱物粉体が髪に密着し、白髪染めでもムラを低減
■ 放置中の液ダレを防ぐ「粘度安定性」
施術中の頭皮汚れや衣服への付着を抑制
■ 混合・塗布がスムーズな「使用感」
界面活性剤と油性成分の最適配合で混ぜやすく、伸びが良い
■ 染め上がりの「ムラ低減」および「まとまり感向上」
髪にツヤとしなやかさを付与し、自然で美しい仕上がり
技術的ポイント
①鉱物粉体(カオリン、マイカ、タルクのいずれかを配合)
根元浮きを抑え、薬剤を均一に密着させる
②界面活性剤のダブル設計
非イオン性+アニオン性界面活性剤で乳化安定性と塗布性を両立
③油性成分の複合化
固体高級アルコールと液体油剤を組み合わせ、滑らかな塗布感とツヤ感を実現
④適正粘度設計
混合性と塗布性を最適化し、扱いやすい
[ 新規特許情報 ]
特許番号: 特許第 7506639 号
発明の名称:染毛用または毛髪脱色用の第 1 剤組成物
