

ルベル/タカラベルモント株式会社(吉川秀隆代表取締役会長兼社長)は、3月17日(火)、東京都・千代田区の東京国際フォーラムにてルベルコンテスト id2025 FINALを総動員数は750名以上を迎え開催した。
ルベルコンテスト idは、創造性を刺激し、日々のサロンワークにおけるヘアデザインの可能性を大きく広げるコンテスト。高い創造性や技術力を競う業界のトップクリエイターが審査する「Creative Design Award(クリエイティブ デザイン アワード)」と、一般ユーザー投票で最も支持される流行スタイルを決める「Salon Style Award(サロン スタイル アワード)」、さらに理美容学生を対象とした「Selfie Award(セルフィ―アワード)」の3つのアワードには約2,000件のエントリーが集まり、それぞれの上位受賞者が決定した。


「Creative Design Award」は、日本国内の予選を勝ち抜いてきたのレディースモデル部門とメンズモデル部門の各15名に加え、香港・台湾・マレーシアで行われた予選を勝ち抜いた海外からのファイナリスト各3名も加わった総勢36名は、オープニングセレモニー後にファイナルステージの競技に臨んだ。自分自身の可能性に挑戦した30分の競技では、MODE COMPASSの2026 S/Sのファッショントレンドから導き出された“Optimistic Attitude”オプティミスティックアティチュード~ポジティブで楽観的な姿勢~をテーマに、クリエイターとしての感性を極めるべく、新たな想像力を発揮し、モデルの個性を引き出すヘアデザインが次々に創り上げられた。

「Salon Style Award」は、お客様の個性を引き出しこれから支持されるサロンスタイルを創作してフォト作品で表現、20~40代のファッション意識の高い2万人(累計)からの一般投票によりナンバーワンスタイルが決定。テーマは「今、お客様へ提案したいスタイル」。「作品のどこが良かったのか」「どの年齢層の、どんな属性の方に響いたのか?」と言った作品へのリアルな声がフィードバックされ、自身の作品や上位入賞者の作品への評価を調査できる新しいフォトコンテストとなり、参加後もサロンワークに活用できる。また同日おこなわれるコミュニケーションタイムでは、今後のサロンワークに活かせるアドバイザーから作品に対するコメントを受け取ったファイナリストは、フォト作品のスキルを磨き、多くの人に指示されるヘアスタイルの追求を深めた。

「Selfie Award」は、理美容学生対象のフォトコンテスでテーマは「自分らしさ」。未来を大きく切り拓く一歩として、自らのアイデンティティと向き合い、自分らしい感性を表現したフォト作品を競った。

当日会場内には、「Salon Style Award」と「Selfie Award」の予選通過者の作品展示が行われ、「Creative Design Award」と共に発表・表彰が行われた。



アワード受賞者は以下の通り。
■Creative Design Award レディースモデル部門
GOLD Prize 吉岡輝七(vacilando)
数あるコンテストの中で、「id」はファッションも重視している点に興味を持って出場を決めました。私はまだ3年目のアシスタントで立ちコンへの挑戦は2回目なので、GOLDに選んでいただいてびっくりしています。今回の作品のポイントは、チープとラグジュアリーを掛け合わせたコーディネート。コレクションで歩いていても違和感のないファッション感を大切にしました。具体的には、ビンテージのテーラードジャケットに、ウエストが140センチもあるジャンクな極太デニムを絞って履かせて、ヤンキーブランドのベルトをハズしアイテムとして合わせています。肌見せ感と刈り上げ、ショルダーの角張りとボブのライン、サンダルのスタッズとザクザクに切り込んだパンクっぽい前髪などで、ファッションとヘアをリンクさせました。
ファイナルで他の選手の方の作品を見て、「Optimistic Attitude」という同じテーマから、こんなにも色んなデザインが出てくるのだと刺激を受けました。こういうクリエイティブなコンテストに参加することで、サロンワークで提案するリアルスタイルの引き出しも増やせると思うので、これからも謙虚な姿勢で頑張ります!

SILVER Prize DERRICK CHAN(CERES HAIR STUDIO/マレーシア代表)
BRONZE Prize 濱崎杏華(DaB MUUT)
IMPRESSIVE Prize 舘山柚希(HEAVENS)
IMPRESSIVE Prize 平山華蓮(QUQU)
SPECIAL Prize DERRICK CHAN(CERES HAIR STUDIO/マレーシア代表)
INTERNATIONAL Prize DERRICK CHAN(CERES HAIR STUDIO/マレーシア代表)
以前メンズ部門に出場したことがあって、今回はレディス部門に挑戦しました。衣装はシャツとネクタイのモダンな雰囲気に、クラシカルなウェディングドレスっぽいスカートをミックス。ヘアは刈り上げと、たっぷり入れたレイヤーの動きがポイントです。精一杯準備したので、1つでも賞が獲れたら嬉しいと思っていたところ、結果的に3つも賞をいただけて驚いています。自分なりのセンスで新しいものを生み出すのは大変でしたが、日本の選手の方々の印象的な作品をたくさん見て、もっとチャレンジしたくなりました。

■Creative Design Award メンズモデル部門
GOLD Prize AMANE(LECO)
ファイナルの作品は、ファッションアイコンになるような人物をつくり出すことをイメージしてデザインしました。ヘアはモデルさんの骨格と髪質にフィットさせることを重視しながら、スパイキーな要素の中に、今個人的に好きなウエイト低めのバランスを取り入れて、トップに動きがありつつもボブっぽいフォルムを残しています。衣装はインパクトのある赤のワントーンをチョイス。ライダースジャケットから先に決め、コテコテになり過ぎないギリギリを狙って他のアイテムをコーディネートしました。そして、全体の赤に対してヘアカラーはトーンを抑えた深めのグリーンにして、ちょうどいい具合の補色を合わせたのもこだわったポイントです。
日頃から技術と向き合うことは当たり前に大切ですが、コンテストやクリエイションに取り組むことは、よりその機会を増やすことにつながると思います。なぜなら、サロンワークよりも自分主体で、つくってみたいデザインや質感を追求できるから。実際、僕は去年も「id」に出場したのですが、今回のファイナルを経て自分の変化や成長を実感できました。後輩に良い背中を見せられるようこれからも頑張ります!

SILVER Prize 安藤雄矢(vetica)
BRONZE Prize 種市竜也(LECO)
IMPRESSIVE Prize 黒田和巳(Maison Noella)
IMPRESSIVE Prize 松澤佑興(Kaming)
SPECIAL Prize AMANE(LECO)
INTERNATIONAL Prize May Wang(OOO-ing Studio/台湾代表)
ボタンがたくさん付いたセットアップに、トップスはシャツ+リボンのようなタイを合わせて、少しフォーマル感を出したのが衣装のポイントです。ヘアは所々に黒を残したハイトーンベースに、ホワイトシルバー、グリーンやレッド系のカラーをランダムに配色。雷の形をイメージして長短を効かせたレイヤー系のカットを施しました。日本で自分の作品をつくることに挑戦してみたくて「id」に出場したので、このような賞をいただけてとても嬉しいです。他のファイナリストの方々の作品からもすごく刺激を受けました。

■Salon Style Award
GOLD Prize 細田真吾(COA)
今レイヤーが流行っている中で、美容師目線だとトップからレイヤーを入れたデザインが表現しやすいと思うのですが、お客様側からすると重めから軽めにするのは、結構勇気がいること。なので今回の作品は、軽さもありながらライン感や重さも感じられるバランスにこだわりました。また、ターゲット的には若い方に限らず20代後半から30代前半くらいの女性を意識して、ジャケットで少しオフィス感を出しつつ、トレンドのリムレスっぽい眼鏡を合わせてコンサバになり過ぎないことを心がけました。
その狙った層の一般女性から評価をいただけたことは嬉しいですし、そういうリアルな声は、サロンワークだけでは中々拾いきれいない部分なので本当に勉強になりました。誰でもヘアスタイルの発信ができる時代になり、そのジャッジは今後よりシビアになっていくと思います。だからこそ、1枚の写真の中で伝えたい要素をしっかり見極めて表現することが重要だなと改めて実感しました。


SILVER Prize 小川麿右(カライング)
BRONZE Prize 垂水ゆめ(COA omotesando)
■Selfie Award
GOLD Prize 佐藤杏夏(福岡美容専門学校 福岡校)
私は学校の「フォト部」に入っていてこのイベントを知り応募しました。1点目は割った鏡を床に置いて、そこに反射した自分を写した作品。髪色が派手ではないので、どうやって個性を出すか考えて、ヘアはつけ毛やリボンでアレンジしました。2点目は浴衣を着て夏祭りに出かけた時の写真。偶然、街の灯りが不思議な感じに撮れたものをセレクトしました。3点目は洋風の建物のスタジオで、一番雰囲気の良かったレンガの壁を背景に撮影したものです。
高校生の頃までは、ヘアアレンジやメイクをあまりしてこなかったのですが、美容学生になってから色々チャレンジする中で、1年前の自分とは全然違う姿になっていると感じます。そして、今回このような賞をいただけて、もっと頑張ろうと思える励みになりました。将来はお客様のなりたい姿やしたい髪型をしっかり受け止めて、それを叶えて差し上げられる美容師になりたいです。


SILVER Prize 黒木実結(福岡美容専門学校 福岡校)
BRONZE Prize 石橋希乙(福岡美容専門学校 福岡校)
SPECIAL Prize 黒木実結(福岡美容専門学校 福岡校)
またセレモニーでは、次回開催の情報が発表された。
次回「id2026」の開催は、「Creative Design Award」が6月頃にエントリーが開始、「Salon Style Award」及び「Selfie Award」は9月頃からのエントリー開始となり、ファイナルステージは2027年3月16日に東京国際フォーラムでのFAINAL大会開催が決定している。
※敬称略
※インタビュー記事は、全カテゴリーのGOLD Prize受賞者及びINTERNATIONAL Prize受賞者にアワードセレモニー終了後、小誌編集部がインタビューを行ったコメントです
