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創業80周年の節目に「プロの自信と信頼」を掲げ、さらなる共創へ
2026年度 全国有力代理店会議/アリミノ

アリミノ(田尾大介社長)は4月15日、「2026年度 アリミノ全国有力代理店会議」をオークラ東京(東京都・港区)にて開催した。
創業80周年の節目を迎え、新年度の活動テーマとして『Pro CONFIDENCE(プロ コンフィデンス)』を掲げたほか、生産体制の拡充に向けた第2工場の竣工など、さらなる成長戦略を明らかにした。

2025年度業績
売上高140億円、前年比106%と好調を維持

冒頭の挨拶に立った田尾社長は、2025年度の売上高が前年度対比106%の、約140億円に達したことを報告した。
カテゴリー別の実績(セルイン)は以下の通り。

■ヘアケア:前年比103%
・『コアミー』:契約サロン数が約4,300軒まで拡大し、売上高は前年より微増。
・『エクラリティ』:2024年9月の発売以降、好調な推移により売上目標を上方修正。修正後の目標も無事達成。

■ヘアカラー: 昨年度対比微減
全体としては微減となったものの、「ゼロテク」は着実な広がりを見せている。
・『アジアンカラー フェス』: 配荷件数は前年比106%と伸長。
・『ゼロテクアンバサダープログラム』: 技術者認定制度が浸透し、2025年度の1年間で認定者が約700名増加。累計取得者は全国で4,500名を超えた。

■パーマ:前年比126%と急伸
カテゴリー全体を大きく牽引したのは、前年比140%を記録した『クオライン』。
発売以来、市場を牽引し不動の地位に。

■スタイリング::前年比107%
・『アリミノメン』: 前年比139%と大幅な伸びを見せ、メンズ市場でのシェアを拡大。
・『ダンスデザインチューナー』: 昨年度対比減。

2026年度活動テーマ
『Pro CONFIDENCE(プロ コンフィデンス)』

■テーマの定義と決意
「CONFIDENCE」には「自信」と「信頼」という二つの意味が込められている。今回のテーマについて同社は、「プロとして自信を持って価値を届け、その姿勢がお客様からの信頼に繋がり、これを積み重ねていくこと」と定義。同時に、プロのメーカーとして代理店・サロン・顧客の信頼に応える製品と提案を行い、確実に成果を出すという同社の強い決意を表明した。

■創業80周年の節目として
創業80周年を迎えるにあたり、改めて基本を大切にする姿勢を強調。以下の2点を重点に、社員一丸となって取り組む。

1. 80年の歴史に感謝し、パートナー(代理店・サロン)に貢献する
2. 美容の未来は明るいという確信のもと、美容師や業界を盛り上げていく

■田尾社長が示す「美容師への使命」

田尾社長は、現在の美容業界を取り巻く環境とメーカーとしての使命について、次のように熱い期待を寄せた。

「少子化が進み、若者を奪い合う中、労働環境やアシスタント給与の改善などが整いつつある今、美容師という職業は追い風にあると私は信じております。
得意分野を磨いてその価値をお客様に届けることで、自信が生まれ、仕事そのものが楽しくなる。さらに高付加価値メニューの習得により、売上の向上と安定した収入を得ることができ、それが美容をライフワークとして選ぶ後押しになっていく……。
私たちの使命は、こうした『プロコンフィデンス』を後ろ支えし、背中を押し、好循環を生み出すことで、誇りを持って働き続ける美容師さんを増やしていくことだと考えております」

このように述べ、業界の未来を見据えた支援体制を強化していく方針を示した。

2026年度活動方針
「一人ひとりに、美の最適解を。」

■創業80年の原点回帰と環境整備
創業80周年という節目の年にあたり、同社は「美容師を応援し、業界の発展に貢献する」という原点に立ち返る。プロとしての価値を高め、美容師が自信を持って仕事に向き合える環境作りを推進するため、具体的なインフラ整備にも着手している。

・第2工場の稼働と生産能力の拡大
埼玉県東松山市の既存工場隣接地に第2工場が竣工し、2026年夏頃より本格稼働を開始する。これにより生産能力は従来の約1.5倍に向上し、安定供給体制が大幅に強化される。また、既存工場の設備更新も並行して進め、生産量拡大とともに安全性と品質精度のさらなる向上を図る。

・原材料調達のリスク管理
中東情勢の影響による原材料調達の不安定化に対し、現在調達ルートの見直しを進行中。サロンへの影響を最小限に抑えるため、万一の場合には迅速な事前連絡と相談を行う体制を整える。

・営業拠点の移転と共創体制の強化
仙台支店(2025年12月)、名古屋支店(2026年4月)をそれぞれ移転。拠点機能の充実を図ることで代理店との連携を深め、サロンの要望に迅速かつ的確に対応できる体制を構築した。

■リアル化学のグループ化と事業継承
また、昨年12月にリアル化学株式会社をグループに迎えた経緯についても言及した。先代の田尾有一氏の時代から築いてきた信頼関係に基づき、後継者不在という課題解決に向けた事業継承を引き受けたものである。本年1月に逝去したリアル化学の岩崎会長への深い哀悼の意を表するとともに、その志を継ぎ、両社一丸となって業界発展に努める決意を示した。

■プロが「楽しんで働く」未来に向けて
田尾社長は最後に、「プロとして自信を持つには、得意分野を磨き、高めることが重要」とした上で、次のように締めくくった。
「得意なことは楽しさに繋がり、その楽しさが仕事や人生の充実に繋がります。楽しみながら働くプロを増やしていくことで、美容業界の活性化を目指します。80年を通じて改めて感じる美容業界の素晴らしさを拡張させ、皆様と共に、より良い未来のために行動する1年にしたいと考えております」

2026年度新製品
主力ブランドの刷新と独自技術による価値提案

続いて、山岸裕一郎 執行役員(商品開発部 本部長)より、2026年度の新製品ラインナップが発表された。本年度は、独自の新剤型やエイジングケアの新知見を投入した、多角的な製品展開が予定されている。

『スプリナージュ』追加アイテム(1月)
傷んだ髪に対し “ケア&スタイリング” を同時に叶える2アイテムを投入。

『マークユー』追加アイテム(1月)
バーム特有のツヤとフォームの軽さを融合させた、独自開発の新剤型「バームフォーム」を採用。

『アドミオ』新色4色(3月)
トレンド感と肌なじみのバランスを追求。ベージュ系2色に加え、暖色・寒色系を展開。

『ミントシリーズ』リニューアル(4月)
冷感レベルや用途別に選択可能なシャンプー3品、ヘアマスク1品、UV系アイテム1品をラインナップ。

『コアミー』フルリニューアル(5月)
「頭皮と髪のオトナ化をダブルでケアする」という新知見に基づき、ブランドを刷新。主軸機能の「ヘリックスショット」による毛髪構造ケアに加え、全アイテムに頭皮ケア成分「マロニエエキス」を搭載。これにより、20代からの全世代の髪悩みに対応。

・製品構成:髪悩みに対応したサロンケア(4シリーズ/全7ライン)、求める仕上がりで選ぶホームケア(4シリーズ/全10ライン)、アウトバス(4シリーズ/全9ライン)

・導入支援:4回コースの「コアミーコンシェルジュ」をはじめ、スタッフ育成プログラムを拡充。昨年発売の「エクラリティ」との二軸で、プレミアムブランドとしてのサロン価値向上に貢献する。

『アジアンカラーフェス』新色(9月)
トレンドの「シアー感」と「深み」を両立した「ディープシアーライン」を発売。ハイトーンからのトーンダウンや、白髪を活かしたデザインにおいて濁りのない発色を可能に。

『クオライン』追加アイテム
質感矯正を極める専用ケア剤「クオライン フィニッシャー」を投入。ストレート施術後のデリケートな髪を整え、潤いとツヤを長時間持続させる。

『ダンス デザインチューナー』4アイテム追加
9月にスプレー2種類を発売し、2027年1月にはバーム、グリース、スタイリングオイルが加わる。

「アリミノ ウルトラシナジー 2026」開催
2025年度に3,000名超の来場者を記録した、大型イベントを本年も開催。
開催日:2026年11月17日(火)
会場:国立代々木競技場第一体育館

2025年度 代理店表彰
特別講演と休憩を挟んで、2025年度に多大な貢献を果たした代理店への表彰式が執り行われた。
受賞代理店は以下の通り(順不同)。

【優秀代理店】
・(株)ガモウ
・(株)きくや美粧堂
・(株)ダリア
・(株)アクティムマネージメント
・(株)マイディア
・ミツイコーポレーション(株)
・(株)フジシン
・(株)フユヒロ・アソシエイツ
・(株)東和
・(株)ワールド美容
・(株)YAMAZAKI
・(株)コスモ
・(株)イワテ美容商事
・(株)ムラカミ
・(株)インテンス

【伸長著しい代理店】
・(株)マイディア
・(株)インテンス
・(株)きくや美粧堂

【伸長著しい代理店  代表表彰】マイディアの太田知治 代表取締役

【優秀代理店 代表表彰】ガモウの蒲生 茂 会長

表彰式に際し、代理店を代表してガモウの蒲生 茂会長が登壇し、アリミノ創業80周年への祝辞を述べた。蒲生氏は、先代の有一氏との思い出や、日本の美容史における同社の功績を振り返り、敬意を表した。

日本の美容業界を牽引してきた80年
蒲生氏は、アリミノが戦後から今日に至るまで、常に日本の美容業界の先端を走り続けてきた歩みを高く評価した。
「戦後、アメリカの占領下において民主主義とともに美容室、特にパーマが爆発的に普及した。その中でアリミノは、粉末のパーマ剤からオイルソリューション、そしてコールドパーマへと技術を革新させ、日本におけるパーマの定着に多大な貢献をされた」と、同社の技術的先見性を強調。

プロフェッショナル市場へのこだわりと使命
また、アリミノが現在もプロフェッショナル専用品に特化し、先端的な商品開発を続けていることについて、「素晴らしいことであり、100年、200年と続く企業であると確信している」とエールを送った。
美容師という国家資格を持つ技術者が、ヘアデザインや技術に挑む仕事に対し、メーカーがその「素材(薬剤)」を提供することは、医師にとっての医療品に相当する重要な役割であると指摘し、以下のように締めくくった。

「我々代理店も、自分たちが本当は何をすべき会社なのかという原点を意識し、プロフェッショナル美容というジャンルをしっかりと守っていくことが大きな目的。このビジョンを忘れず、皆様とともに美容業界をより良いものにしていきたい」

閉会の挨拶
顧客の声を起点としたソリューション提案に邁進

会議の締めくくりとして、佐藤泰基 取締役(営業本部長)が閉会の挨拶に登壇した。

佐藤取締役は、田尾兵二会長より「困ったらお客様の話を聞きなさい」と常々指導を受けてきたというエピソードを紹介。「昨年度、代理店の皆様からいただいた多種多様なご意見こそが、我々の活動の指針となっている」と謝辞を述べた。

さらに、「皆様からのフィードバックをもとに、今期は現場の課題解決に直結するコンテンツを多数用意している。それぞれのサロンの状況に最適化された提案を行い、皆様と共に邁進していきたい」と力強く語り、2026年度の共創体制強化に向けた決意を示して、同会議を締めくくった。

全国有力代理店会議の終了後は、会場を移して「第2部 創業80周年 感謝の集い」が華やかに開催された。