東京都美容生活衛生同業組合(BA東京・金内光信理事長)は5月1日午後6時半から、都内・代々木の美容会館9階TBホールで第9回理事会を開催、5月26日に開催予定の第77回通常総代会に提出する議案を中心に、付議事項の令和8年度事業計画案、同収支予算案を含む全議案を承認可決した。
議事に先立って挨拶した金内理事長は、藤原國明全美連理事長の逝去(4月4日、既報)とこれに伴い次回の理事会で代表理事が選出されることを報告した。議事のうち報告事項では2025組合加入促進特別キャンペーンの実施状況や第10回組合加入体験キャンペーンの登録状況、令和8年度総合福祉共済制度加入促進等について説明があった。福祉共済制度関連で補足説明を行った金内理事長は、キャンペーン特典の「奨励金」について「支払われる4800円は一律なので差額は自己負担となる。他県では行っていないBA東京独自のやり方」として理解を求めた。金内理事長はまた、ガラ・ド・ラ・コワフュール(6月23日、墨田区総合体育館)の支部負担金に関連して「大会パンフレットへの協賛広告を獲ることで支部負担金が軽減(注:5万円の広告取得で負担金はゼロとなる)されるので、可能な範囲で獲得に励み支部の負担を減らして欲しい」と協力を呼びかけた。このほか、ガラ・ド・ラの関連イベントとして行われるピンポン大会の準備状況についても勝野新吾実行委員長から報告があった。
続く付議事項では1号議案の令和8年度事業計画案について村橋哲矢専務理事が、同収支予算案を大田文雄常務理事がそれぞれ報告した。村橋専務理事は事業計画案の概要を「美容料金の適正化を進めると同時に美容の付加価値も高め、社会保障の充実やフリーランス美容師の組合加入、組合組織の新たな形の検討等に取り組んでいく」として、組織・経営・教育・総務関係の具体的な事業内容に関して説明した。このうち組合員減少に歯止めをかけることを今期の最重要課題と位置付けている「組織拡充事業」については、特別キャンペーンを実施して組織基盤の強化に努める考え。このほか関連事業の「後継者育成支援事業」では、後継者育成のための中学生職場体験の受け入れ・日本政策金融公庫の事業承継マッチング支援への協力・SNS等を活用した中・高校生向け業界広報の検討などを挙げている。
また、経営関係の「管理美容師資格認定講習会協力事業」では、同事業のオンライン化が進むことによって現在組合の収益になっている手数料の減額が見込まれることから「将来的には管理美容師資格認定講習会自体をBA東京で実施していく方向性も含めて検討・準備が必用」としている。
3号議案では第77回通常総代会の運営に関して金内理事長から議長、資格審査委員、議事運営委員、書記の各候補者が発表された。議長には福島吉功、石井庸子の各副理事長が就任する予定。なお、厚生労働省から先に出された出張美容(訪問美容)に関する通知(3/26、既報)について金内理事長は「対象範囲が拡大された。規制緩和と言わざるを得ない」と通知内容に不満を示した。

金内光信理事長

勝野新吾実行委員長

理事の皆さん
取材:小牧 洋
