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講師OBなど180名が参加 「業界に新しい風を」と木下幹事長
創立50周年記念式典/全理連中央講師会

全理連中央講師会(船津博司会長・木下裕章幹事長)は5月26日正午から、都内港区の明治記念館で創立50周年記念式典を開催した。同講師会は1975年の全理連理事会で全理連講師と中央学園講師の一元化が決まり、翌76年に設立総会を開いたのが始まり。初代幹事長は大野孝次郎氏が務め現在の木下氏は13代目となる。毎年ニューヘアを発表するほか研修会も精力的に開催し、理容業界に新しい技術や経営に関する研究成果を発表してきた。現在は会の研究活動をより専門的に行うためにヘアスタイリング、シェーブエステティック、ケミカル、トータルプロデュースの4つの部会と各部会から選ばれたメンバーで構成するトレンドLaboと呼ばれる部門がそれぞれ特定のテーマや技術分野を担当している。

式典には講師会関係者のほか商社、メーカー、研究団体、養成施設などの来賓を含め180名が参加し、木野島徹副幹事長の開会の辞に続いて船津博司会長(全理連教育委員長)が挨拶した。船津会長は「これまでの50年間の中には講師OBをはじめ名誉講師、現役講師の皆さんそれぞれの特別な思いが詰まっており、その蓄積によって今の講師会があると思う。講師は自分たちが研究した成果を組合員に伝え、業界の活性化につながるよう日々努力を続けている。企業秘密とも言える研究成果を他社(競業サロン)に教えることは他の業界ではありえないことで、素晴らしいの一言に尽きる」と講師会の活動に敬意を表した後「この50周年を機にこれからも講師会が組合員のために大いに寄与してくれることを期待しています」と結んだ。

続く木下幹事長は、先ごろ自身がICDアジアリージョンの新会長に就任したことに触れ「理容師の会長は初だが、これを機に理容・美容という垣根に関係なく新しい風を吹かせ素晴らしい業界づくりに取り組みたい。今日を両業界が更なる未来に向けて一歩を踏み出せる日にしたい」と決意を述べた。

多数の来賓を代表して祝辞を述べた大森利夫全理連理事長(講師会顧問)は「講師会は理容業界にとってシンクタンクであり、我々を引っ張ってくれる頼もしい組織。混迷する世界情勢にあっても、理容業は“儲かる業づくり”を計画通りに進めていく」と述べ、その具体策として料金アップと集客を挙げた。大森理事長は最後に「人口をはじめあらゆる分野の規模が縮小する中では、皆が知恵を出し合って賢い戦術を展開していく必要がある」と結束の重要性も訴えた。

会員代表の挨拶では高部敏彦、本田誠一両名誉会員が設立当初の講師会の様子やエピソードを紹介したあと、「これからの講師会に求められるのは、マスの講習ではなく組合員の一人一人に丁寧に教えられる体制づくりではないか(高部氏)」「組合員のサロンが今の料金を2倍3倍に上げていけるための講習を行うことが講師陣の務め(本田氏)」とそれぞれの思いを語った。

このあと来賓の商社を代表して吉川秀隆タカラベルモント(株)会長兼社長と瀧川睦子瀧川(株)会長兼社長が「理容業界を取り巻く環境は大きく変化しているが、身だしなみを通じて生活文化を支えるという理容の本質は変わらない。この本質を磨き続け日本の理容が世界に誇る文化として発展してきた背景には中央講師会の取り組みがあったものと確信している(吉川氏)」「最近は若い女性からのシェービングに対する再注目が集まっているが、個々の理容技術をいま一度丁寧に見直すことで新たな市場開拓につながる可能性も十分あるのでは(瀧川氏)」と挨拶した。

教育委員長表彰では山本賢司前講師会会長および木下裕章幹事長に感謝状が、また退任講師の安藤聡、山崎修、野寄交右、的場康造の各氏にも感謝状が授与されたほか、安藤聡、的場康造両氏に名誉講師の委嘱状が、槻舘一信、三浦和伸、中嶋聡の各氏に特別講師の委嘱状がそれぞれ船津会長より授与された。また、式典の最後には16名の新入会員が紹介され、終了後は懇親会も行われた。

(新入会員)

市川早希(宮城県)、小林雄太(千葉県)、朝倉慎一(神奈川県)、本田寛(神奈川県)、高久勝明(神奈川県)、熊野博仁(埼玉県)、中田和伸(埼玉県)、小針秀文(東京都)、橋爪恵美(富山県)、松井淳(大阪府)、泥谷誠(大阪府)、中本欽也(大阪府)、水野友一(大阪府)、竹本大明(岡山県)、田浦宏光(広島県)、川上美紀(長崎県)

船津博司会長

木下裕章幹事長

大森利夫全理連理事長

吉川秀隆 タカラベルモント(株)会長兼社長

瀧川睦子 瀧川(株)会長兼社長

新入会員の皆さん

取材:小牧 洋