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令和8年度事業計画(案)等を承認 「料金値上げ必要」と福島会長
第9回通常運営委員会/全日本美容講師会

全日本美容講師会(福島吉範会長、会員数=1,080名)は6月8日午後1時から、都内代々木の美容会館9階TBホールで令和8事業年度第9回通常運営委員会を開催、4号議案の令和8事業年度事業計画(案)及び事業計画(案)に基づく事業予定(案)承認に関する件を含む全ての議案を承認可決した。新たに常任相談役に就任した野本義久全美連理事長は「講師会と全美連が互いに協力し合って美容業発展のために進んでいく」と決意を述べた。

議案審議に先立って行われた会支部表彰では、前年度組織強化事業に貢献度の高かった(支部会員増加)栃木県、山梨県、奈良県、大阪府、大分県の5会支部に対して福島会長から表彰状・記念品が贈られた。今年4月に逝去した藤原國明前理事長に全員で黙祷を捧げたあと挨拶した福島会長は、出席した各県の運営委員に対して「地元で講師活動する上で一番大事なことは組合と仲良くすること。美容師でなければ美容の業が出来ない(業務独占)とする法律が守られているのは、政治団体である組合のおかげ」と組合組織との連携の重要性を訴えた。また、若い世代の業界参入問題については「美容料金の値上げによって生産性をもっとアップしなければ、この業界に魅力を感じてもらえない。料金に見合った技術力も求められる」と述べ、この二点を地元講師会から各単組に働きかけることを要請した。

野本義久事務総長(全美連理事長、同講師会常任相談役)の司会進行で議長に町田仁一、北里哲郎両全美連副理事長を選任後議事に入り、2号議案の令和7事業年度事業報告承認に関する件、3号議案の決算書承認並びに監査報告の件等を承認可決した。いっぽう、4号議案の令和8事業年度事業計画(案)及び事業計画(案)に基づく事業予定(案)の承認に関する件では、はじめに福島会長が概要を説明したあと、各部門の事業ごとに担当者から詳細な報告が行われた。

今季の事業概要について同会長は「新たな取り組みを進めるため余白を持たせた事業計画を立てた」と前置きした上で、①隔年開催としている高度研修会併催昇格検定を年次開催としたい、②有資格者の推薦昇格について、昇格申請料(昇格検定と同額の5,500円)を設けたいとする新規計画案を上程した。また、9月8日に開催予定の第111回TMモード発表会については「組合や地域の活性化に向けた新たな試みとして、初めて鳥取県・島根県の2組合による合同開催を採用した」と報告し理解と協力を求めた。このほか、参加者がグループに分かれて課題について意見交換を行うグループディスカッションに関しては「昨年実施してみて組織強化の必要性を改めて感じたので今年度も力を入れてやりたい」と述べた。

このあと、各事業等に関して岸谷義人(会議関係)、神谷司(ヘア事業)、鳥海利江子(色彩学事業)の各副会長および赤上喜久子(着付事業)常任運営委員から報告が行われた。このうち会議に関わる事業について岸谷副会長は「今年度はホームページの充実化を図りながらアプリの導入も本格的に検討していきたい」と説明した。

全議案の承認可決後、事務総長職を終えた野本常任相談役は「講師会と全美連は同じ組織だがそれぞれ独立している。それぞれが大事な両輪としてリーダーシップをしっかり取り、美容業界の発展に寄与していきたい」と決意を述べた。改選期に当たる次回の運営委員会は2027年6月14日午後12時半から、美容会館9階TBホールで開催予定。

会支部表彰

福島吉範会長

町田仁一氏(右)と北里哲郎氏

野本義久常任相談役

取材:小牧 洋