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“自由な美”を表現するLiberate ターゲットは自分の世界観持つ大人
Hair Creation 2027/全理連中央講師会

全理連中央講師会(船津博司会長、木下裕章幹事長)は7月1日(水)、都内新宿区のアリミノホールで令和8年度Hair Creation 2027の発表会を開催した。発表会には講師会メンバーのほか各県理容組合の教育部長、協賛メーカー・商社等も参加した。また、午後からは別会場で実習も行われた。

今期のヘアクリエイションは“解き放つ”を意味するという「Liberate」で、日常のルールや固定観念、誰かに求められる自分像から離れ、本来の自分を自由に表現するといった意志が込められている。「計算された未完成な動きや独自な質感は、内側に秘めた感情や個性が外へと広がる瞬間を象徴し、整えすぎないことで生まれる質感がその人だけの“自由な美”を引き出す」がコンセプトで、対象は自分の世界観を大切にし時代背景にも敏感な若者がメインだという。

Liberateのスタイルとしての特徴は、まずカットではレディスの場合マイクロボブがベースとなっており、シンプルな中にも計算されたミニマムデザインが施されていること。メンズは、セイムレイヤーをベースにディスコネクションを入れ、整えすぎない動きを強調している。また、ヘアカラーリングに関してはレディスは独創的なエンジェルリングカラーで“自由な美”を表現。メンズは根元をラフに残した抜きっぱなしのハイトーンカラーで、同じく“自由な美”を表現している。レディスのパーマは外ハネと螺旋状のウェーブをミックスした“整えすぎないデザイン”が特徴。

発表ステージのセレモニーでは山口貴志副幹事長による開会の辞に続いて、船津博司会長(全理連教育委員長)が「今年の1月から各設定委員が精力的に打ち合わせをしながら作り上げた、時代を意識した作品だ。ヘアクリエイションは今日の発表で終わるのではなく、これから全国の組合員の皆さんに伝えることが重要。講師の皆さんは業界活性化のために頑張って伝えていって下さい」と挨拶した。木下裕章幹事長は「今年もメッセージ性の強いヘアクリエイションを発表することが出来たと思う。参加者はしっかりと目に焼き付けて、全国に普及して欲しい」と出席した講師陣に協力を要請した。

このあと今期設定委員の安藤弘美、田邊健一、馬上政也、堀井康行、早坂精徳の各講師がLiberateのメンズスタイル、レディススタイルを紹介し、木下幹事長が解説を加えた。木下幹事長は「理容としてインパクトのあるメンズスタイルを狙ったが、今回はレディスを推している」と前置きして、「レディスはパーマとエンジェルリングカラーが非常によく効いたスタイル。いっぽう、メンズは抜きっぱなしでその後のトナーもしないというブリーチ技を活かしたカラーリング。世界は今様々な問題を抱えながらも何とか解決の方向性を見出したいという流れも生まれている。不安定な世の中を解放したいという我々理容業界の強いメッセージを込めたスタイルがこのLiberateだ」と説明した。午後からは会場を中央理美容専門学校に移し、講師たちは4会場に分かれてウィッグによる実習を行った。

Hair Creation 2027「Liberate」

船津博司会長

木下裕章幹事長

安藤弘美講師(手前)と田邊健一講師

馬上政也講師(右)と堀井康行講師

早坂精徳講師

取材:小牧 洋