育成には時代が色濃くあらわれる
お客さまをつかめるスタッフの育て方

10月22日、ガモウ関西さんの大阪スタジオで新美容出版特別セミナーが開かれ、「お客さまをつかめるスタッフの育て方」というテーマで講師としてお話させてもらいました。

お休みの日の午前中にも関わらず、たくさんの美容師さん(オーナーさん・店長さん多し!)が集まってくださり、熱心に耳を傾けていただきました。

18才人口がどんどん減り、採用が難しくなっている今、若い人をどう育てるかというのはやはりホットなテーマのようです。

30年くらい前は新人がサロンに入っても、
技術のマニュアルや教育カリキュラムが整備されている店はそれほど多くなく、
「学びたければ見て覚えろ」という時代でした。

その後は技術者デビューまでのステップが整備され、
サロンが定めた技術者試験に合格するために
練習するという時代が長く続きました。

それがここ数年、変わり始めています。
よりダイレクトに、お客様を意識した練習をさせるサロンが増えてきました。

そうなるとどんなお客さまをつかみたいかが、練習の内容に影響してくるのは当然ですよね。
場合によってはサロン単位ではなく、美容師ひとりひとりによって練習内容が違っていてもおかしくない。

1本の線上でみんなが同じように学んでいくというのは、もう難しくなっているのかもしれません。共通したマニュアルや練習カリキュラムは縮小され、迷った時・困った時のリファレンスとして使われるようになるのかも?

美容室をとりまく状況の変化がスタッフ育成にどう反映されるのか、これからも現場の事例を追いかけていきたいと思います。