タカラベルモント(吉川秀隆会長兼社長)は、東京・渋谷区のTB-SQUARE Tokyo 4Fにて、新製品のドライマシン『ケアドライ(Care Dry)』のプレス発表会を開催した。
はじめに、野口耕永取締役理美容事業部副事業部長が挨拶にたち、マーケティング戦略としてサロンの“生産性向上”をサポートしていく、salon roomingと自動化の二つのアクションプランが紹介された。同社代々木総合ショールームは、去る9月にTB-SQUARE Tokyoとして生まれ変わり、空間、時間、コミュニケーションを最適化したルーミングブースを設け、これからのサロンづくりに提案できるプロフェッショナルビューティの情報発信地として、最新機器やサロンメニューなどを自由に体験しながら、これまでにないアプローチでサロンづくりをサポートしている。一方、時代の流れや環境の変化に対応した、サロン現場における課題解決の取り組みとして、広がる自動化に対し、Web予約、シャンプー(1992年に発表した「アクアバイブロ」は、現在「アクアフォルテ」として対前年200%の伸長でサロンに導入されている)、に続くドライマシン『ケアドライ』の登場により、今後のサロンワークにとって、時間、技術、満足を幅広く解決していくことが発表された。 “自動化”について、サロンのニーズに応え、環境を整える支援を考え製品開発を行っていく。
続いて、山本麻美理美容事業部戦略・企画立案室マネージャーより、新製品『ケアドライ』の紹介とデモンストレーションが行われた。同製品は、サロンにおけるドライの工程を、ベースドライ(粗乾かしが目的で、アシスタントが行う前作業)とブロー(形つくる目的で、スタイリストが行うクリエイティブ)と考え、ベースドライに着目し開発。ベースドライにかかる時間や、お客様とのコミュニケーションに関する意識調査結果から見えるサロンとのギャップを分析し、広がる自動化に応える第三の自動化機器として、乾かすドライから、うるおうドライへと、新しい価値を生むケアアイテムとなる。大きな特徴として、温風でない新テクノロジー・Moisture Trapping Technologyを搭載。高効率遠赤ヒーターと整流静風ファン(特許出願中)の機能を組み合わせることにより、髪に付着した水分に照射する高効率遠赤ヒーターと、髪の流れを乱さない整流静風ファンにより、熱と風を交互に当てるベースドライで、髪表面の余分な水分をすばやく蒸発させながら、髪表面のキューティクルを引き締め、うるおいを閉じ込めることを叶え、しっとりまとまりのある髪へ導く。また、加温・定着(冷風)の機能も付いている。

デモンストレーションの様子
艶・質感・手触りがアップし、静音性にも優れ快適なドライ時間となる結果に至るまでのプロセス、商品やメニューにかけた価格、結果に至るまでの時間や手間と待ち時間の短縮化により、ドライ時間がお客様の実感価値になり、サロンにとって、サービスの質向上と働きやすさを両立、生産性向上を目指すサロンの課題解決をサポートするアイテムが登場した。

TB-SQUARE tokyoのセミ プライベート ルームでの展示