「白髪を染めたい」というお客様が来店された際、みなさんのサロンではどんなふうにカウンセリングしていますか?? もし、“白髪染め=暗くする”前提で会話をしていたとしたら、顧客にするチャンスを逃しているかも!?
取材・撮影協力 / 依光晶子 [kakimoto arms]
お客様も「知っている」!
いまや、老若男女問わず、ネットやSNSで「こんな髪型があるんだ」、「こんな色に染められるんだ」とお客様がヘアに関する様々な情報にアクセスできる時代。特に白髪染めは、ここ数年の脱・白髪染めブームの影響もあってか、“暗くする以外の選択肢がある”と知っているお客様が増えているそう。
暗くするありきは
失客につながることも!
特にファーストグレイ世代は、今までヘアカラーを楽しんできたぶん、「白髪が生えてきたからって真っ黒にするのはイヤ!」と感じている人が多いとか。
そんなお客様に、“白髪を染める=暗くする”前提で話を進めてしまうと、「この美容師さんは私の希望を聞いてくれない・・・」と感じさせてしまうことも。
本当はどうしたい?
からはじめよう!
「暗くして、しっかり染める」のも「今まで通り明るめの色にする」のも、どちらも正解だから、まずはお客様が本当はどっちを望んでいるのかを聞いてあげることが大事です。
そのうえで、
「馴染ませて、目立たなくしたいのか?」
「伸びても気にならなくしたいのか?」
「活かせるカラーにしていきたいのか?」……etc
白髪をヘアカラーの中にどう上手く組み込んでいくか、美容師ならではのアドバイスや提案をしてあげれば、お客様もきっと毎月のカラーが楽しみになるはず。
白髪染めはお客様と美容師の二人三脚。
“暗くするしかない”とネガティブに捉えずに、どうやったら楽しめるかをお客さまと一緒に探ってみては??