三口産業(三口雅司社長)は11月7日(水)、大阪市北区のヒルトン大阪で取引代理店32社を集め「第4回FORD有力代理店会」を開催した。
冒頭、挨拶に立った三口社長は代理店に謝辞を述べ、中小規模サロンの現状と課題を考察し顧客を定着させファンを増やすことが肝要だ、と説明。同社64期の基本テーマ「中小のサロンを元気にする」と宣言し、具体的な施策として
1. 顧客定着型サロンづくりへの働きかけを徹底
2.訴求性・精度の高い商材・ソフトの開発・提供
3.美容業界に対する積極提唱
の3つを挙げた。
続いて、小田学・商品企画課課長より商品政策が発表された。小田課長は市場が「安心・安全」を求めている状況だと分析し、ヘアカラー剤「ルーチェント・プレミアム」シリーズに新色を追加、2018年8月に発売されたスタイリング剤「ノフィ」シリーズにメンズアイテムを追加、などの予定や、ヘアケア「エイジケア」シリーズの大幅リニューアル、同社フラッグシップブランド「ハーブマジック」から「108」シリーズの新製品の予定など、2019年の動きを発表した。
さらに浜口淳・営業部課長からは営業政策が発表され、売り上げの詳細な状況なども報告された。
休憩をはさみ3人の美容師によるパネルディスカッションが行われた。吉田牧人氏(Lond代表)、浅見ゆり子氏(美容室ルレーブ)、艮宗慶氏(美容室ロカ)が人材難対策やスタッフ教育について、活発なパネルディスカッションを行った。業界をとりまく人材不足という困難な課題に対し3サロンが導く解決事例に、代理店各社は熱心に聴き入っていた。
代理店会議の終了後は、場所を移して懇親会を開催し、参加者は交流を深めるとともに情報交換を行った。