染まりが早く、アルカリが少ないリキッド&パウダーカラー。
東京都杉並区のVoyage・安藤順政代表は、パウダーカラーのターゲットをエイジング層に絞る施策で売上を伸ばしています。

Voyage・安藤順政代表
悩みの分析で最適なターゲット層を判断
Voyage・安藤代表がパウダーカラーを導入した際に分析したのはお客様の悩み。
中でもエイジング層のお客様は次の様なトラブルを抱えていると分析しました。
- エイジングによる細毛化
- そこに毎月の白髪染めは細毛化をさらに早める
- だから「マイルドな薬剤=パウダーカラー」が必要
- (1)~(3)の考えがグレイ客に浸透していることで、安定したニーズがある!
エイジングにより細毛化していく髪に毎月アルカリカラーで白髪染めをするのは厳しいものがあります。
安藤代表が使用しているパウダーカラーにはアルカリ成分がほぼ含まれていないので、「弱アルカリ」、「微アルカリ」のカラー剤としてを提案することで、エイジング層のお客様から高い支持を得ることに成功しました。
納得いく仕上がりの秘訣
薬剤はパウダーという剤型上、多く染料を配合できるので濃く染まる特性があります。そのため、サロンではグレイカラーとして提供することがほとんど。
実際の施術では、根元だけライトナーでリタッチして、その部分を水スプレーで落とし、全体にパウダーカラーで色を入れることが多く、その際に大切なのがしっかりとした調合。

しっかり染められる調合 ※『経営とサイエンス』2019年2月号より
- パウダーに対して7倍の水を加える
- 深く染めるため、根元は6レベル相当のブラウンと、
既染部は同じブラウン+クリアの3:1
2点をはじめとしたポイントに気を付けることが、お客様に満足して頂ける仕上がりの秘訣です。
また、最後に安藤代表は提案時に注意すべきポイントを教えて下さいました。
パウダーカラーはマイルドな薬剤で、植物成分等が入っていることが多く、お客様からするとイメージが良い印象です。ですが、100%安全なわけではないので、そうした部分もしっかり納得頂いてから提案するのが得策だと思います。
あらかじめメリットとデメリットの双方をお伝えして、パウダーカラーを存分に活用したいですね。