クラウドファンディングを活用した古民家サロン
峠の美容室わらふ 代表 峠 一平さん

まずは、こちらの古民家をごらんください。

農業を営んでいる家族が暮らす古民家にしか見えませんよね。

実はこちらが、峠の美容室わらふさんです。

そして、ねぎの収穫真っ最中のこちらの方が、オーナーの峠 一平さんです。

このねぎは、お客様にお持ち帰りしてもらうために収穫しているそうです。

実は、峠さん、以前は広島市内でごく普通のサロンを営んでいましたが、2014年にカンボジアにボランティアカットに行ったのをきっかけに、「ただ拡大成長を目指すだけでなく、いかに小さなコミュニティの中で循環し、人と人とがつながる持続可能な社会にしていけるか。一美容師として何が出来るのかと、メンバーみんなで考えた結果が空き家を活用したコミュニティーサロンづくり」だったそうです。

そして、築109年の古民家を改修し、美容室にリノベーションするには160万円かかるところ、その内の100万円をクラウドファンディングで集め、計画を実行に移しました。

その結果、80人の方々に支援してもらい支援金も総額100万円に到達し、2017年4月にめでたくオープンの運びとなりました。ちなみに支援金のリターンとして、「有機野菜+古民家に名前掲載+美容室8,000円券」(10,000円相当)を40セット用意するなど、支援への感謝の気持ちを形にして表した、とのことです。

今では、奥様と一緒にサロンを切り盛りし、隣にある住居でお子様3人と暮らす毎日です。

これからは、近隣の住民の方々に集まってもらえるコミュニティの場として活用してもらうことを考え、さまざまなイベントを計画中だそうです。これからの活動が楽しみなサロンさんです。