NPO法人日本ネイリスト協会（滝川晃一理事長）は1月9日（水）、恒例の「平成31年 新年会」を、東京・千代田区のザ・キャピトルホテル東急にて開催した。今回はこれまでの立席から着席形式の宴会へと変更し、事前に「2020年に向けてJNAでは『和』～日本の美をテーマにしているため、当日の装いに和のテイストを加えて欲しい」というアナウンスがあったため、あでやかな和装姿が目立ち、会場の華やかさを一層盛り上げていた。
開会に先立ち、参議院議員・山東昭子NPO日本ネイリスト協会名誉会長が挨拶。年号が変わる今年を「新しいことの始まる年、元気が出る年」と位置付け「共に力を合わせて業界を盛り上げていきましょう」と呼びかけた。
挨拶する瀧川理事長と協会理事の皆さん
次に、瀧川晃一理事長をはじめ、仲宗根幸子会長兼副理事長、水野義夫副理事長、その他の理事メンバーが全員が登壇し、代表して滝川理事長が挨拶。
「業界内から厳しい環境が続いているという声が聞かれる一方、消費者側からは予約が取りづらいという不満もよく聞く。これは不況というより、需要と供給のバランスの悪さに問題があるのではないかと感じている。若い世代のネイル需要は好調だが、中高齢層にも支持層をもっと増やせるのではないか」と提言。また昨年、仲宗根会長が「平成 30 年度東京都優秀技能者(東京マイスター)知事賞」を受賞したことに触れ｢こんなに嬉しいことはない。日本のネイルは、世界で類のない素晴らしい技術。アジア各国で日本のライセンスを取りたいという声が高まり、試験官の養成コースの需要が増えている」「ネイルは15歳から90歳まで取り入れることが可能なメニュー。ファッション産業の中でも、まだまだ発展する可能性を秘めている」と語った。
その後は着席ということもあり、終始和やかなムードで会は進行。途中、仲宗根会長の東京都優秀技能者(東京マイスター)」知事賞」受賞を祝ったり、翌日80歳の誕生日を迎える瀧川会長に花束贈呈が行われる場面も挟まれた。最後は水野副理事長に閉会の挨拶。「サロンの発展なくして、ネイルの発展もない。ネイルが日本の女性にとってもっと身近なものになるように一層の努力をしていきたい」と締めくくった。
瀧川理事長から花束を贈呈される仲宗根会長