リピートされるハイライトと、リピートされないハイライトは何が違う!?  Vol.1
『kakimoto arms』カラリストの野村さんに聞く

デザインカラーのニーズが広がり、ハイライトの需要が高まってきている今。高単価メニューのハイライトは、お客様の期待が高い分、満足してもらえるハードルも高いですよね。今回は高単価・高品質のハイライトメニューを提案し続け、非常に高いリピート率を誇る『kakimoto arms』のカラリスト、野村 亮さんに「リピートされるハイライトと、リピートされないハイライト」の違いについてお聞きしました!

「曖昧なハイライト」は満足度が低い。だからリピートされにくい。

 

編集部 今、ハイライト企画は雑誌でも人気が高いのですが、読者の方から「お客様に、一度はハイライトを提案して受け入れてもらえたけど、それきりで、次回のリピートになかなか繋がらない…」という悩みをよく聞きます。これは何が原因だと思いますか?

野村 様々なケースが考えられますが、たぶん一番大きな要因のひとつが、提案したハイライトが「曖昧なデザインになっている」ことではないかと思います。

編集部 曖昧なデザインのハイライト? それは具体的にどういうことでしょう?

野村 ハイライトが仕上がった時に「何か違うな…」とか「何か違和感があるな…」と感じた経験は誰にでもあると思います。原因としては、肌色に合っていなかったり、質感がパサついてみえたり、デザインポイントからずれた位置にハイライトが入っているとか。そういうデザインになってしまうのは、施術前の時点で、明確な狙いやイメージが弱かったり、素材の分析がきちんとできてなかったりすることが根本にあります。どんな女性像を表現して似合わせていくのか? ヘアスタイルのどこにハイライトを入れてどんな効果を出したいのか? そのためにはどのくらいのコントラストをつけていくべきか? これらのことをカウンセリングの時点ではっきりさせないままハイライトを入れてしまったから、結果的に「曖昧」なデザインになってしまっている。そういうハイライトは、やはりお客様の満足度が低いと思うんです。

Vol.2に続く!