ウェーブジャパン(谷口光正名誉会長、大沼孝三理事長)は、2月19日(火)、東京都新宿区のホテルグランドヒル市ヶ谷にて、「活動中止に関する記者会見」を開催した。
冒頭、大沼理事長は、協力メーカー、協賛ディーラー、協力美容学校、ジャーナルへの謝辞を述べた後、同法人の発足の主旨、活動内容、活動中止に至る経緯について、以下のように報告した。
同法人は、15年前パーマ離れが進む状況を受けて、「正確で安心・安全なパーマを提供し、お客様に最大のご満足を提供する」ことを理念として、ウェーブジャパンネットワークとして発足。その理念を達成するため、技術力、知識、デザイン力の3つを軸としたカリキュラムで、バランスよく教育を行い美容師のスキルアップを目指して、毎年、技術やデザイン、パーマ比率コンテストなどを開催してきた。また、2010年には一般社団法人化し、パーマを理論的に説明・提案できる実力のある美容師の育成を目的に、パーマリスト認定制度を開始。2018年5月に開催した「ウェーブジャパンコロシアム」までに、計1,090名のパーマリストが誕生した。この中には、中国から参加した約100名も含むという。発足より15年、1,000名以上のパーマリストを育成したこのタイミングで、パーマの振興を目的としてきた同法人の活動に一区切りをつけるに至ったという。
その後、谷口名誉会長による、「パーマは、美容にとって必要不可欠な技術でありデザイン。今後の美容業界のパーマの発展、振興は、次世代を担う若い1,000名のパーマリストたちに託すが、今後も何らかの形で協力していきたい。今後とも彼らの活躍を見守ってほしい」との挨拶で、閉会。同法人は、3月31日をもって、15年の活動に幕を閉じることとなった。