現在進行中のムック本撮影でのひとコマ。ブリーチを塗布する大阪のシャウルデッサン(CHARLES DESSIN) 黒木利光さんのかたわらには巨大なボールが…。全頭ブリーチの場合、この巨大なボールを使うことがよくあるそうです。
そういえば、先日の2月12日火曜日に、東京の住田美容専門学校にて行われた「ブリーチonカラーセミナー2.0」に取材に伺った時も、日本のヘアカラーのレジェンド的存在であるヘアカラーリストの『stair:case』中村太輔さんも、ブリーチ塗布の際にボールを使っていました。
その理由を黒木さんにお聞きすると、一つの理由としては使うブリーチが多いから。もう一つが、パウダーブリーチは混ぜが甘いと、粉っぽくなってしまい、それが色ムラ、塗布ムラにつながるから。小さいカップだとこぼさないようにと気を使うあまり、混ぜが甘くなってしまうことがあるので、大きめのボールを使って空気を含ませながらよくよく混ぜる。それがきれいなブリーチのベースをつくることにつながるそうです。
ちなみにボールは料理用のもの。ブリーチは繊細な技術を要するため、デザイナーそれぞれの工夫があり、それらがレベルの高い結果につながるようです。今後も引き続き、おもしろくてちょっとためになる情報を、撮影の現場からお届けしていきます!