LE TOA COLLECTION 2019・平成30年度卒業式
学校法人藤井学園 ル・トーア東亜美容専門学校

ル・トーア東亜美容専門学校(藤井静児理事長・藤井妙子学校長)は3月10日(日)、大阪市中央区の大阪ビジネスパーク円形ホールにて、『LE TOA COLLECTION 2019』を開催した。

これは、2年間にわたるル・トーア東亜美容専門学校での学びの集大成として行われるショー形式の卒業制作発表会。ヘアやメイクはもちろん、ステージ構成や演出、音源まで、すべてを学生が作り上げている。当日は、事前予選で全10チームから勝ち上がった5チームがそれぞれショーを披露し、来賓として招かれたサロンオーナーやジャーナル各社が審査を行うコンペティション形式となっている。また同時に、学内選考会を経て選出された7点のスチール作品による、スチールコンペティションも行われる。

2年生のヘアショーに先駆けて行われたのは、1年生の代表者たちによる「10minute winding」。これから社会に羽ばたいていく2年生に向けて、10分間という短時間の中でオールパーパスを巻き切るという、エールの気持ちを込めたステージだ。今年は、9分48秒で全員が巻き切ることができた。

 

そしていよいよ2年生によるステージが開演。“風 はじまりは いつも…”をグランドテーマに、①「Cela / Innocent(チーム名 / サブテーマ)」、②「Legends / Timetranscendent」、③「CREVIO / Changement」、④「solidalite / dignity」、⑤「Pierte / Leap out Vintage」という、5チームがそれぞれ設けたサブテーマにあわせたショーを披露した。「技術・デザイン性」、「メイク・構成」の2軸からの審査により、②「Legends / Timetranscendent」がグランプリに輝いた。



 

翌3月11日(月)には、大阪市中央区のいずみホールで、平成30年度卒業式が挙行された。

式辞の中で藤井妙子学校長は、「昨日の卒業制作発表会では目を見張った。モノをつくることにこだわり、共有できたことは嬉しかった。さて、みなさんは、今まさに美容師になりかけている段階です。基本は心、手、頭の中にあるが、まだ欠けている。それは美容師になるための修行をしなければならないということ。自信を持って、諦めないこと、やめないこと、耐えること。学園生活で学んだそれらを活かして、一人ひとり違う、個性のある美容師になってください。輝くためにはどうずればいいか、それはこれからの皆さんの永遠のテーマです。疲れたとき、泣きたいとき、誰かにすがりたくなるとき、学校に戻ってきてください。みなさんの活躍と成長を期待しています。元気で頑張って」と厳しくも温かいメッセージを贈った。

また、藤井静児理事長は謝辞の中で、「明日からそれぞれ選んだ新しい道を歩む中では、これまでとは異なるさらなる努力が必要になります。皆さんは2年をかけて、美容師になるための地金を作り込んできた。みなさんは素晴らしい原石であり、可能性を秘めている。しかしまだ出来上がっていない。輝くためには、地金を自分の手で、しっかりと磨かなければいない。自分らしく生きるとは、自分らしさを社会に認めてもらうということです。そのためには、たくさんの我慢と努力をしなければならない。それを越えて、あなたたちらしい美容師になってください」と語り、卒業生を温かく送り出した。