新たな髪質改善のアプローチとして、最近注目を集めている「酸熱トリートメント」。まだ使ったことはなくても名前を耳にしたり、サンプルを勧められたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このアイテムの特徴は、特殊な酸の作用によって弱いクセを緩和したり、ツヤやまとまりを向上させることができるところ。また、縮毛矯正剤のような還元剤を含まず、pHが酸性域であることもポイントです。中でも、細毛・軟毛やエイジングによってうねりが出てきた髪とは抜群に相性がいいようです。
施術のプロセスとしては、剤を塗布して放置後、流してストレートにブロー→アイロンスルーという流れで、ストレートパーマと似ていますが、2剤の工程がないためストレートパーマよりは断然早く、一般的には仕上げまでで1.5時間程度で終わるようです。
料金に関しては、既に導入しているサロンでは¥10,000~15,000くらいの幅で設定しているケースが多く、時間単価で10分¥1,000以上を実現できると考えると、なかなか有望なメニューになり得るのではないでしょうか。
ただし、縮毛のような強いクセや太い健康毛には効果が出にくかったり、比較的明るめのカラー毛は酸熱トリートメント処理後に褪色が起こる場合があるなど、メリットばかりの万能アイテムではないことも知っておく必要があります。そして、当然のことながら商品ごとに特性が異なるため、メニュー化する前に必ず検証を重ねることが大切です。
【導入の注意点】
・ストレートパーマとは別物なので、お客様に「クセが伸びます」と断言するのは危険! あくまでも“トリートメント”の一種としての提案を。
・施術後、若干の褪色や明度アップの傾向あり。要望に合わせて、カラーをどう組み合わせるかまで考える必要がある。
・形状をきれいにストレートに固定するため、しっかり水分を抜くブロー&アイロンの技術を身に付けておく。
・効果の持ちや、今後のスタイルチェンジにも関わることなので、適切な施術のサイクルを見極め、それも含めた案内をすること。
ポイントをしっかり押さえておけば、画期的なメニューになる可能性を大いに秘めています。髪のまとまり、広がりが気になってくるこれからの季節、新たな提案のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
6/1発売のSHINBIYO7月号にて、「酸熱トリートメントの基本&導入実例」という企画を組んでいるので、是非参考にしてみてください!