「ブリーチオンカラー特化型サロン」として知られる『ALIVE』は、入社2年目でまずカラリストとしてデビュー、3年目でスタイリストデビューさせる、という変則的なデビューシステムを組む。このシステムが目的とするところと効果を、吉祥寺店・店長の白土 諒さんに3回に渡ってお聞きしている。2回目となる今回は、具体的なカリキュラムとトレーニング方法について。
1年目はカラーに特化したトレーニングを、徹底して集中的に行う
――とはいえ、ブリーチオンカラーは繊細さを要する技術だと思います。どのようなカリキュラムで、目標点に到達させるのですか?

吉祥寺店・店長の白土 諒さん
白土 ほぼ入社と同時にワンタッチカラー、1か月後にはブリーチのトレーニングに入ります(シャンプーレッスンは入社前からスタート)。
トレーニングは
①ワンタッチカラー
②グラデーション
③ハイライト
④ダブルカラー
⑤インナーカラー
の順番で行い、ブリーチベースを徹底的に鍛えます。オンカラーの知識は、営業中にカラリストやスタイリストと共に施術に入る中で、見て聞いて覚えていく感じですね。
アシスタント中、カットはスタイリストの仕事を見るだけしかできないでしょう? でもカラーは一緒に施術に入ることができるから、営業中の習得効率がとても高いんです。
――モデルでのレッスンも多いんですか?
白土 ウイッグレッスンは最初のうち、ほんの少しだけ。あとはほぼ、人間モデルで練習させます。人にもよりますが、平均で月10~15人はカラーのモデルを入れてるんじゃないでしょうか。これはデビューするまでずっと続くので、年にすると150~200人くらいになります。知識はもちろん大事ですが、カラーはやっぱり経験値がモノをいうとか、モデルでレッスンしないと、上達しないので。その分、カタチになるのは早いと思いますね。
――トレーニング日は決まっているのですか?
白土 今は週に2回、朝2時間の勉強会が定例です。その他、強制はしていませんが、営業後に週1で自主錬をしているとすると、週2~3回のトレーニングだと思いますね。土日はブリーチ、平日はワンメイク、といった感じで練習しているようです。でも僕たちがアシスタントの頃より、勉強会は減らしているんですよ。その代わり、時間をきっちり決めて週2回、みっちり行うようにしています。その方がかえって集中力が増しましたね。
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