仲宗根幸子氏 現役ネイリスト初の理事長就任
NPO法人日本ネイリスト協会が「第14回通常総会」と懇親パーティーを開催

NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)は、2019年年6月19日(水)、東京都千代田区のザ・キャピトルホテル東急において、第14回(2019年度)通常総会を開催した。開会に先立ち、瀧川晃一理事長が挨拶。役員改選にて中曽根幸子会長が、満場一致で次期理事長に選出(瀧川理事長は最高顧問理事に就任)されたことを伝えると共に「業界は厳しい状況が続いているが、潜在的なネイル人口はまだまだ眠っている。この掘り起こしに、さらなる努力を持って全力を尽くしたい」と語った。

総会で挨拶する瀧川現理事長

その後、司会者から議決権数の過半数の出席と委任状提出により本総会成立の報告があり、議長団、議事録署名人が選出。

2018年度の主な事業報告としては、前年よりスタートした「JNA国際ネイリスト技能検定試験」の順調な推移、「JNAテクニカルシステム~フットケア~」の完成と、それに伴い本年度からフットケアに関する検定の準備の推進、「アジアネイルフェスティバル イン 大阪」や「東京ネイルエキスポ」で国内外へ積極的に発信、そしてトピックスとして、平成30年度東京都優秀技能者(東京マイスター)知事賞を、「ネイリスト」という職名で初めて、仲宗根幸子会長が授賞したことなどが挙げられた。

また2019年度の主な事業計画案としては、ネイル市場の拡充とネイリストの社会的向上を目的に、①一般企業への積極的な働きかけで、ネイルへの理解を深める活動 ②約23万件ある美容室へ、ネイルケアメニューを含めた取り組みの強化 ③メンズ、福祉、アスリートの分野への積極的にアプローチ ④インバウンドに対するメニューの充実 ⑤「健康ネイル」の観点から、改めてネイルケアの重要性を徹底 などの計画を発表。これらの活動を通して、国内外にネイルの魅力を発信し、需要を高める活動を推進していくことが述べられた。

上記事項を含む、第1号議案から第5号議案までの全議案が審議され、すべて原案通り可決・承認となり、通常総会は閉会した。

懇親パーティーで挨拶する仲宗根新理事長

総会終了後、同会場にて、恒例の懇親パーティーが華やかに開催された。冒頭、新役員の紹介があり、瀧川晃一現理事長に続き、7月より就任する仲宗根幸子新理事長が挨拶。「8人でスタートしたこの協会だが、ネイルが世の中に認識され広まること、ネイルに携わる人たちが喜びを持って仕事に取り組めることを夢と目標に歩んできた。今後もその志を忘れずに、いっそう努力していきたい」と語った。現役のネイリストから初の理事長就任となる仲宗根氏に、会場からは大きな拍手が贈られた。