「エアタッチ」をご存じですか?
バレイヤージュの馴染みをよくする最新テク

今まさにブームになっているバレイヤージュ。毛先にかけて明るくなるグラデーション+表面にはハイライトの筋。そして根元や内側に暗さを残すことで、陰影がしっかりつけられるデザインが特徴です。巻いたり動きをつけるとそれがさらに際立つため、特にバックショットはインスタ受けもよく、外国人風ヘアに憧れる女子たちの注目を集めているようです。

そして、従来のウイービングハイライトやグラデーションカラーとは一線を画すテクニックが進化&細分化する中、今もっともホットなのが「エアタッチ」です。

「エアタッチ」とはどんな技法なのでしょうか?

簡単に説明すると…

たるまないように面が整った状態でパネルを引き出す

左手でパネルを任意の位置で掴んでおく(コームで押さえておくとよい)

上から風を当てて短い髪を落とす

残った髪は左手で掴んだまま、落としたほうの髪を真下に分けておく

残った(左手の)髪をホイルやスパチュラに乗せて、Vや斜め、ジグザグなど求めるバレイヤージュのデザインに合わせてブリーチ剤を塗布する

この方法によって、境目がぼけて馴染みのいいグラデーションカラーが可能になります。細かいウイービングでチップを拾ったり、バックコームを入れることでも同じような効果は狙えますが、「エアタッチ」の動作に慣れれば、より簡易的かつ繊細に髪を取ることができます。

エアタッチ施術例

BEFORE

AFTER

(担当『REVO』松村明輝氏/SHINBIYO 2019年8月号より)

👉SHINBIYOオフィシャルインスタグラムでも、一部動画を公開しています!

https://www.instagram.com/p/BzW_1jJnjbs/?igshid=1kwv80tgr0y6v

ただし、カットベースとの関係も重要なので注意が必要。例えば、削ぎが入り過ぎていれば、間から落ちる髪の量は多くなり、逆にワンレングスで削ぎもほとんど入っていない状態だと、髪が落ちにくくなります。またパネルを持つ位置やドライヤーの当て方、風量も無関係ではありません。

部位ごとの入れ方の注意点や、エアタッチを応用したリタッチにも有効なテクニックなどについて、現在発売中のSHINBIYO 2019年8月号にて詳しく紹介しています。是非参考にしてみてください。

ちなみに8月号、残り部数が少なくなってきているので、気になる方はお早めに!