これからのサロンデザインのあり方を考える
The Beauty 2019 /タカラスペースデザイン

タカラスペースデザイン株式会社(高宮 実社長)は、9月17日(火)に、東京・代々木にあるTB-SQUARE tokyoにおいて、「The Beauty 2019最新サロンデザインの提案会」を開催した。

このイベントは、美容室向けにこれからのサロンデザインのあり方を提案するもので、同会場内では、自動洗髪機「アクアフォルテ」、ドライマシン「ケアドライ」の体験や、セミナー出演のデザイナーによるサロンデザイン相談会などが行われた。

また当日は、2部構成の「サロンデザインセミナー」も開催された。第1部では株式会社商店建築社『月刊 商店建築』の編集長塩田健一氏による「他業種の店舗デザインと『働き方』から学ぶ、ヘアサロンを活性化していく知恵」~レストラン、カフェ、ホテル、オフィスなどの事例を通して~」と題したレクチャーが行われた。

同レクチャーの中で、塩田編集長は業界別の空間づくりのトレンドキーワードを挙げた。まずホテル業界では「複合機能を持たせる」「居場所をつくる」、ブティックでは「プロセスを見せる」「誠実さの表現」、レストラン業界では「躍動感の表現」「見る・見られるの関係で高揚感を生み出す」、カフェ業界は「クラフト感の表現」「プロセスを見せる空間づくり」などがトレンドと解説し、サロンデザインを考えるヒントにしてほしいと語った。

第2部では、同社のデザイナーである小林昌平氏、堀川 塁氏、中村まい氏が登壇し、サロンデザインと生産性や売上アップの関係性などを、施工事例と共に紹介した。

なお理容室向けのイベント「UP GRADE FORUM 2019」は同会場にて9月9日(月)に行われた。

レクチャーを行う『月刊 商店建築』の編集長塩田健一氏