タカラベルモント(吉川秀隆代表取締役会長兼社長)理美容事業部/エステシモ営業部は、10月29日(火)、東京都中央区の日本橋三井ホールにおいて、「HOLISTIC CREATION 2019」を開催した。
本年度のテーマを「Myブランドサロンへ」と掲げ、ロイヤルカスタマーを育成し、サロンをブランド化するためのヒントが様々な角度から提案された。
冒頭、理美容事業部の岩瀧正之副事業部長が挨拶に立ち、16年前に登場した“ヘッドスパ”の歩みをふりかえりながら、 “ヘッドスパ”から“フェイシャルスパ”へ領域を拡大できる “ギアスパ”が未来に向けた次のステージとして本年登場したことや、今日感じたことや体験したことを記憶にとどめず記録し、明日からのサロンワークに活用してほしいとメッセージをおくった。また、多くの方に支えられ2021年に同社が100周年を迎えることへの感謝を述べた。
エステシモビジネスプレゼンテーションでは、サロンを取り巻く環境やお客様アンケート実施内容を分析、エステシモが提唱する髪・肌・心ひとつながりの全体的な健康美「ホリスティックビューティ」は、美と健康の意識が高いお客様ニーズに高いレベルで応え、サロンがブランド化すると説明。「Myブランドサロンへ」として、ロイヤルカスタマー比率が高いサロンの具体的な取り組みについてはサクセスサロンプレゼンテーションで紹介。La Mode IWAI internationalの“頭皮から全身の健康美を見極める「ホリスティックカウンセリング」”や、olucoa hair&spaの“しっかりと1回で効果を出せるヘッドスパをベーシックとしたこと”、jouir hair design吉祥寺店の“「継続したい」「継続する価値がある」と実感してもらうことが何より重要”といった成功のポイントを紐解き、詳しいサクセスポイントが紹介された。
次に、お客様のホリスティックビューティを叶えるための人材育成をサポートできる、より充実した内容に刷新された教育プログラムについて、VTRを交えながらその進化を紹介。
短時間で学べる・自由に学べる・どこでも学べる、新しい教育プログラムの紹介と、2019年度のシニアビューティスト認定、マスタービューティスト認定のそれぞれの合格者を紹介、認定を受ける際の苦労した点や現在の気持ちなどのインタビューも盛り込まれ、より具体的に教育サポートシステムを感じ取ることができた。
次に、新プレサート進化のポイントなどを詳しく紹介。肌のエネルギーに着目し顔と頭皮を一体でケアすることや、毛細血管が健康美のカギであること、前頭筋・側頭筋・後頭筋の3つの筋肉にアプローチし頭部全体の血流が改善する“ギアスパ”実現のためのキープロダクト“プレサート ギアセラ”のメカニズムについては化粧品研究開発部の萬成哲也学術博士が詳しく紹介した。特にこだわった血流促進のためのトリプルアプローチや血流量の変化を検証結果と共に説明し、今回の新プレサートが、エネルギーに満ちた美しく健康な肌をうみだす上でいかに重要かを分かりやすく解説した。
今年度のプレサートのトピックスの紹介と共に、2019年度から2020年度発売予定の新製品(ディープクレンジング機能を持った洗顔料、ナチュラルな質感で肌を美しく見せるファンデーション、美白効果と肌機能の強化を目指すホワイトニングアイテム)も紹介。高機能プロダクトアイテムの発売により、お客様の美と健康を強力にサポート、さらに業務用製品を発売し、サロンでのスパメニュー促進につながるラインナップの充実を図っていくことと、新プレサートアイテムの詳しい紹介やセルサートの今後の展開が発表された。
また、髪や肌を美しく保つ根本ケア「血流美容」をテーマに、医学博士の赤澤純代氏を講師に迎えたスペシャルセミナーも用意された。
2019アワードセレモニーに続き、同社が考える今後のサロンビジネスについて、常務取締役の吉川朋秀理美容事業部長が説明を行った。
テーマに掲げた「Myブランドサロンへ」の説明、日本の人口動態や、理美容業界市場規模に対して美と健康の市場規模からみえる可能性や取り組みについて、高品質でトータルな美と健康を、上質な時間と空間で、快適かつ効果的な機器によってロイヤルカスタマーへクロスバリューの提供を行い、深いコミュニケーションとサービスを叶えることを詳しく説明した。さらに、100周年を迎える2021年にHAIR WORLD &TAKARA WORLD BUSINESS CONGRESSをパシフィコ横浜にて開催することを発表、9月26日から28日の開催では様々な提案を提供する。
会場内には、血流測定等のサイエンス体験ブースが用意されるなど、サロンビジネスの様々な面のヒントが詰め込まれたHOLISTIC CREATION 2019の開催となった。