全国から優秀サロンが京都に集結!
2019年優秀サロン会/コタ

コタ株式会社(小田博英代表取締役社長)は11月11日(月)、京都市下京区のホテルグランヴィア京都において「2019年優秀サロン会」を開催した。
優秀サロン会は、同社と取引のある全国の美容室の中で特に成績優秀または、成長著しい美容室経営者とその取引代理店を年に1回招き、その栄誉を讃え、さらなる発展を共に願う会。今年は、美容室経営者223名、代理店36社75名が招かれた。

挨拶にたった小田社長は、日頃のご愛顧に対する謝意と、新しい時代が平和であるよう願いを込め、元号が新しくなったことに触れ、昨年話題に挙げた自然災害に関する話しを振り返った。今年も想定外の自然災害が発生し、日ごろからの危機管理の重要性について意見を述べた後、経済に目を向けた。消費税増税に関し、軽減税率制度など経過措置含めその影響を分析し、自ら消費マインドを明るく持ち、乗り越えてほしいと提起、一方、経営者として消費税増税以上に意識しなければならない最低賃金の上昇に関する様々な影響について話しを移した。労務環境問題の加速、働ける時間が確実に短くなり1スタッフあたり1時間でどれだけ高い売り上げを上げられるかが課題であり、最低賃金の全国加重平均額が1,000円時代を迎えるであろう近い将来への考察を述べた。平成7年から令和1年の最低賃金(時間額)の推移に関する資料を示し、その動きを見て何が起こっているかを考え、ここ数年で起こっている最低賃金に関するポイントを紹介。最低賃金は平成25年以降、毎年すべての都道府県で二桁の上昇であり、直近4年ではすべて20円以上の高水準で上昇している。高単価が取れても時間がかかりすぎれば意味がなく、必要な時間当たりの生産性を割り出し、メニュー構成・価格が適しているかを最低賃金の面からアプローチし、試算を導き出した。一つの基準として、自社地域における最低賃金の上昇額を鑑みて、どうするべきか検討材料にしてほしいと述べた。

この時間と空間を共有し、そのこと自体が幸せであること、そしてその幸せが広がっていくことを願い、情報交換や親睦を深めてほしいとメッセージを送った。

続いて、講演テーマ「漁師集団“萩大島船団丸”の再建」と題し、株式会社GHIBLIの坪内知佳代表取締役を講師に迎え、業種を超えた共通するヒントが詰まった講演会が行われた。場所を移して懇親会も行われ、参加者はさらなる親睦を深めた。