日本独自の芸道として発展した香道を体験
お香の会~名香合わせ / 衣紋道高倉流たかくら会東京道場

衣紋道東京道場(荘司礼子会頭)は11月20日(水)、季節ごとに開催している節句の会として「お香の会~名香合わせ」を国際文化理容美容専門学校・渋谷校八号館の東京道場にて開催した。
この日は、勅命香「君が代」、細川三斎遺愛の名香「末廣」、十種名香「楊貴妃」の三つを聞き比べ、香道の基本を体験した。
見事に聞き当てた参加者には当日のお香や、そのほか素敵な賞品が授与されるとあって、緋毛氈の上で姿勢を正し真剣なまなざしで香を聞いた。
宗会頭 仙石宗久氏は、後伏見天皇の和歌の解説や、今年の即位に伴う一連の儀式の舞台裏のエピソードなど造詣の深い語りも交えながら、都の雅な文化の洗練を受けながら日本独自の芸道として発展してきた香道を解説。来場者は時も忘れ熱心に耳を傾けた。