きくや美粧堂(増保利行社長)は、12月10日(火)、東京・恵比寿のウェスティンホテル東京にて、取引先メーカーや問屋、関係企業など約350名を集め、忘年会を開催した。
冒頭挨拶に立った増保利行社長は、頻発した災害やラグビー・ワールドカップによる盛り上がりなど今年の世相に触れながら、美容業界の状況を最低賃金上昇による人件費の高騰、美容師志望者の減少によるリクルートの困難化、”働き方”などの問題があると分析し、「ヘアカラーメニューの高級化・メニューの定着化」「店販商品の大口販売」「美容室におけるITの有効活用」に改善・成功のポイントがあるとした。その背景から2020年の同社のスローガンを「我々は価値を高めます」と発表。その展開としてプロアクティブ(積極的・前向き)な行動、顧客深耕、業界での強いポジションの三つの具体的な柱も説明した。
増保社長
その後、佐藤龍二・ミルボン社長、千代岡和文・タカラベルモント副社長、ステファン・ガー・HCFプレステージジャパン代表執行役社長、齊藤匡司・日本ロレアル副社長兼事業本部長、田尾大介・アリミノ社長、龍村和久・日華化学専務執行役員 デミコスメティクス・ホーユープロフェッショナルカンパニープレジデント、佐々木義弘・ホーユープロフェッショナルカンパニー執行役員プレジデント、カタリーナ・ヘーネ・資生堂プロフェッショナル社長が来賓を代表して挨拶したのち、問屋、メーカーなど代表者ら約20名の乾杯の音頭で開宴した。
料理とともに懇親の輪が広がり、お楽しみ抽選会などで盛り上がった会の中締めとして増保憲一会長が幹部社員とともに登壇。増保会長は同社の売り上げが11月の時点で前年比107.6%であり、2020年は二か所拠点新設を考慮していると明かし、「美容におけるアルゴリズムを認識しプラットフォームを目指す」と宣言。「きくや、メーカー、美容室でウィン・ウィン・ウィンの関係にしたい。未来に向けてのフロンティアになりたい」との目標も掲げ、「新しいディーラーの価値創造のために皆様のご協力を仰ぎたい」と結んだ。
最後に荒清志専務の三本締めにより忘年会はお開きとなった。
挨拶する幹部社員 中央マイクは増保会長