アジュバンコスメジャパン(松井健二社長)は2月17日(月)、千葉県浦安市のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルにおいて「アジュバン全国ゼミナール」を開催した。
冒頭、松井社長は「美と健康を通じて夢と感動をお届けする」という企業理念を列席者に改めて提示し、行動理念「知恵を絞り勇気を持って行動する」と三つの経営目標「より良い商品の開発提供により笑顔あふれる世の中をつくる」、「Innovation30を実現し美容業界に貢献する」、「社員の成長・幸せを実現できる会社にする」を挙げ、価値としては「トリプルスマイルの実現」を挙げた。このうちInnovation30とは美容業界を変え一般企業との格差をなくしたいという背景から1.給与改善、2.労務改善、3.社会保障制度の改善を目指すものとのこと。
これらを実現するためコーポレートアイデンティティーの構築を行うことを宣言。第一段階として、2020年春にコーポレートメッセージを構築、コーポレートサイトをリニューアルすることを発表した。
また、営業戦略として、コンサルティング強化、専門性強化、既存顧客の安定化、新規顧客獲得強化などを掲げた。さらに商品開発の面においては19年4月より同社中央研究所が稼働していることを報告。また、19年11月の新電力事業開始、19年3月のサロンアンサーシステム導入開始、全国ゼミナールの22年の刷新予定なども報告、発表された。
続いて、理化学研究所・生命機能科学研究センター・器官誘導研究チームのチームリーダーである辻孝理学博士が「毛髪科学の最前線 -基礎のイノベーションから美と健康まで」と題し、育毛に関する最新の情報や、研究の進捗を皮膚という器官の視座からの講演を行った。
続いて、前池史隆マーケティング部部長による市場の分析の発表、「The Professional」と題したサロンのプレゼンテーション、最後に優良サロン表彰式が行われ、すべてのプログラムを終了した。
ゼミナールの後は、懇親会も催され、参加した代理店同士の情報交換が活発に行われた。