新連載「ブリーチ毛へのパーマテクニック(仮)」
SHINBIYO 7月号から始まります!

ここ数年でハイトーンカラーの需要が高まり、ブリーチをする女性が増えています。美容室にとっては、カラー提案の幅が広がったり単価アップにつながった反面、パーマをかけるにはリスクが高い髪が増えてしまったという負の影響も…。「パーマをかけたい」と言われても、渋々お断りした経験がある人もいるのではないでしょうか。

そんなに数は多くないけれど実際需要があって、施術時に苦労する代表的な例が「ブリーチ毛へのパーマ」と言えそうです。そこでSHINBIYOでは7月号から、新連載「ブリーチ毛へのパーマテクニック(仮)」を立ち上げることになりました。全6回に渡って、6名の美容師さんによるブリーチ毛へのパーマのアプローチを詳しく解説していきます。

企画立ち上げの第1回目をご担当いただくのは『Cura』の宿利省吾さん。

さっそく撮影の打ち合わせに行ってきました。

宿利さんにお話しを伺ったところ、

「まず、ブリーチ毛へのパーマについて考える時に、どういうニーズがあるのかを整理する必要があります。例えば、ロングヘアでブリーチしている方は、普段からアイロンで巻くことが多いのでパーマをかけたがる方はかなり少ないです。もしかける場合は、毛先がダレやすいので熱の力が必要になります。逆にショートやボブくらいだと、動きやニュアンスが欲しいとか、髪型を頻繁に変えたがる傾向があって、パーマの需要も高くなる。ハイダメージ毛に薬剤の負担を抑えてウエーブを出すには…。というように適したパーマの種類も変わってくるわけです」とのこと。

彼の説明を元に、『Cura』でのブリーチ毛へのパーマの分類をまとめると、以下のような感じになります。

7月号では、この中から「コールドパーマ “加温クリープ”あり」を使ったパーマ施術を提案していただきます。ポイントは、「1液塗り分けの徹底」と「クリープ時の放置の仕方」。誌面ではその辺の具体的な方法を紹介していきますので、お楽しみに!

宿利省吾/しゅくりしょうご 1977年生まれ、福岡県出身。国際文化理容美容専門学校卒業後、都内1店舗を経て、2006年に木藤由二氏と共に『Cura』をオープン。リラックス感のある洗練されたデザインと、豊富なケミカル知識で多くの顧客に支持されている。