資生堂のヘアメイクアップアカデミー&スタジオ「SABFA(サブファ)」は、先月の移転・オープンに合わせて、6月29日(月)に内覧会および説明会を実施し、計良新校長が新たなSABFAの概要、カリキュラム、今後の様々な取り組みなどについて説明した。
東京・原宿駅前の複合施設「WITH HARAJUKU(ウィズ原宿)」2階にある教室は、原宿駅を降りてすぐ、目の前に明治神宮の森が広がり、明るい校内には、教室が2つ、スタジオが1つ完備されている。
SABFAでは、たしかな技術と感性をみがく、本物に触れる、才能をつなぐ、美の世界を拡張する、聖地で学ぶ の5つのスクール哲学を設定。原宿というカルチャーの聖地で、技術と感性をみがくことで時代を切り開き、新たな美を発信するアーティストの育成に取り組んでいく。
講師陣は、計良氏をはじめ、資生堂ビューティークリエイションセンター所属のヘアメイクアップアーティスト8名を中心に、少人数制のクラスで直接学べる。さらに、第一線で活躍する外部のクリエーターを特別講師として招く講座も用意している。
新たなカリキュラムは10月および、2021年4月よりスタートする。
コースは以下の通り。
・ベーシック ヘアメイクアップコース(週1回/半年)
・ベーシック メイクアップコース(週1回/半年)
・アドバンス メイクアップコース(週1回/1年)
・アドバンス ヘアコース(週1回/1年)
・アート&ディレクション ヘアメイクアップコース(週1回/半年)
全コースとも美容師が働きながら学ぶことが可能。目的に合わせ集中して学ぶことで、より専門性の高い技術と理論を習得できる。なかでもアート&ディレクション ヘアメイクアップは、アウトプットを重視の実践型カリキュラム。第一線で活躍するアートディレクターやファッションデザイナーとのセッションを通じて、より実践的な表現力を養い、方法論を学ぶコースとなっており、
修了制作作品は花椿WEBに掲載される。
また、ベーシック メイクアップおよびアドバンス メイクアップの受講は、美容師免許不要で、美容部員やブライダル、化粧品店スタッフなど、美に携わる美容従事者のレベルアップを実現していく。
また、Instagram、YouTube、FacebookといったSABFA公式SNSも開設し、情報発信性を強化。YouTubeチャンネルでは6月より計良校長と卒業生がオンラインで座談会を行い、SABFAに対する思いなどを語っている。
卒業後のキャリアサポートとしてSABFA OBが開設した、ヘアメイクアップエージェンシー「Office SABFA」では、コレクションやショー、店頭プロモーションなど活躍機会の創出・拡大・マッチングなどを進めていく。