理美容の問屋、日理(有馬公明社長)は8月11日に「チタニアセミナー」を開催した。
このセミナーは菌・ウイルスから店舗を守るため超高濃度光コーティング加工をする製品「チタニア1.0」を紹介、説明するもので、スプレータイプのボトル製品「チタニア1.0 BS PRO」が理美容室向けの商品として発売されている。
会場となった同社本社ホールには新型コロナ対策を考慮し、取引先ディーラーなど限定で10社が集った。
冒頭の挨拶で大村達夫常務取締役が「長期化する新型コロナ感染拡大による新常態下ではサロンにおける安心・安全が期待できる空間づくりが急務である」と訴えセミナーは開講した。
第一部では、製造元であるインフィテック代表取締役の藤澤拓郎氏、販売元であるロイヤルナイト東京代表取締役の佐藤亮之助氏が製品説明を行った。
両氏によると、「チタニア1.0」は主成分が水溶性の酸化チタンであり、粉末酸化チタンとくらべて粒子が細かく密着性が高いため長期間の効果持続が見込めるという。
また、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムの消毒効果に比べ、塗布面を痛めたり腐食させたりといったデメリットもないうえにあらかじめ噴霧しておくことで、菌やウイルスが付着するたびに無力化できるという利便性も強調。セット面、椅子、ワゴンなど設備・機器だけではなく、カットクロス、ネックラバー、コーム、シザー、マスクなどにも使用できるとのこと。人体への影響も日本食品分析センター試験により安全性を確認しており、含有の銀イオンも水銀などとは違い人体には無害なことがWHOにより報告されている、など安全性に対しても詳細に説明した。
第二部では実際のデモンストレーションが行われ、理美容椅子やエアコン等への施工例を実演した。
日理ではこのセミナーを開催するにあたり、常時換気やセミナーの定員を通常の半数以下にする、受講者間の距離を確保するなどの3つの「密」の回避する対策を施したうえで、講師と受講者の距離を取り、近距離での発声を避け、オゾン発生器の設置や机・マイク等を消毒することなどを徹底し運営した。